ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

駒ケ岳 Sherry & American White Oak 2011 aged 3 years Cask Strength 57%

f:id:giny:20170120110753j:plain

評価:A-A+

若い麦の香りがツンと来る。その後、さくらんぼ、メロン、プラム、パンケーキ、クリーム。飲むとつんとした酸味、麦芽の旨味、ハニーシロップ、バニラ、金柑。甘みは単調だが嫌みがなく上品。余韻はウッディでタンニン感が程良い。
 
マルスウイスキーの駒ケ岳、2011年蒸留、3年熟成です。マルスの簡単な歴史は過去記事を参照していただくとして、この前バーで仕入れた話だと、岩井喜一郎氏は当時の連続式蒸留機の権威で、岩井式の蒸留器もあったとかいう話をききました。

malt.hateblo.jp

 

そんなマルスウイスキーですが、2011年に19年ぶりの再稼働をし、その稼働後にいくらかリリースがありました。今回はリリース第2弾の紹介です。

www.sakedori.com

アメリカンオークのシェリー樽での3年熟成という、ちょっと早くない??と思ってしまうような熟成年数なんですが、飲んでみると意外と悪くないんです。トップノートの強い麦の香味、ニューポット感は若干ありますが、すぐに気にならなくなり、その後の香味は嫌味のない、しっかりしたアメリカンオーク樽シェリーといった印象を受けます。樽感もほどほど、シェリーも少ないですが感じ、意外すぎてテイスティングに上品なんてコメントを書いてしまってるほどです。

やはり熟成がスコットランドに比べかなり早いようで、それがこの3年での熟成感につながっているようです。これからが楽しみです。

ちなみに、善光寺御開帳記念ボトルも中身は全く同じですので、見た目を気にしなければどっちか持っていればそれでいいと思います。

しかし、このボトル何故か何本か持ってしまってるんですよね…。ちびダルでも買って詰めましょうか。ものがそこそこいいだけに、下手にいじるは勿体無い気もします。