ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

グレンバーギー 1963-2002 39年 シグナトリー for LMDW 58.0%

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Glenburgie Signatory Vintage for La Maison du Whisky #4750
Straight from the Cask
05.1963-08.2002 39 years old
CASKTYPE:Hogshead
O/T : 185
Alc : 58.0 % Vol. 500 ml
評価:S~S+

香りはプラム、アップルパイ、厚みのある麦感、重厚なナッツオイル、家具、バニラ、紅茶、マッチの燃えかす。
飲むと陶酔感のあるフルーツ感、アップルセイロンティー、シナモン、バニラ、タイム、クルミ、オイル、麦のしっかりとした厚みやコク。

先日秩父ウイスキー祭に行ってきたのですが、その週は運良く土日が使えましたので、金曜~日曜にかけて東京遠征に行ってきました。引っ越し、異動があり意外と忙しかったこともあり、実に半年ぶりの東京となりました。今までの頻度から考えると驚くほど長くなってしまいましたし、ブログの更新頻度が下がっているのもそうですが、転勤・異動って結構疲れるものなんですね。ようやく慣れてきたのかなと思いましたので、これから少しずつ行く頻度を増やせたら良いなと思っています。

さて、今回は東京で飲んだ60年台蒸留のメゾン向けのグレンバーギーです。日本には余り入ってこないシリーズですが、Straight from the Caskシリーズという500mLのボトルになっています。グレンバーギーは大好きな蒸留所の一つですが、60年台のシングルカスクは飲んだ記憶がほとんどなく、またマスターのおすすめということもあり、大変楽しみに飲んでみました。

飲んでみると、重厚なフルーツ感やオイリーなニュアンス、高級家具のような木の香味に加え、40年近くになるのにヘタっていないしっかりとした麦のニュアンスがあり、非常に美味でした。単純に原酒が今とは異なる良いものなんだろうなと、改めて思い知らされます。比較的プレーンな樽だったものと推測されますが、それでも40年弱の熟成でこのハイプルーフ、ボトリング後の経年変化も含め、重厚感と複雑さを兼ね備えた非常に素晴らしいボトルだと思いました。私は特に好きなタイプです。

貴重なボトルを惜しみもなく提供してくださるバーの方々には本当に感謝しなければならないですね。池袋のBar Nadurraさんで戴きました。フードやカクテルも充実しており、人と行くのも使いやすい、よく伺うバーの一つです。ご馳走様でした。