ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

スプリングバンク 2000 16年 UK向け

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評価:A++
香りはしっかりと力強い麦感、イチゴ、ブリニーとシェリーのリッチな香りが混ざり合う。少しアーシー、奥からピート、古びた納屋、オイリー。
飲むとプラムジャム、プルーン、キャラメル、苔のようなピート、魚介だし、グレープフルーツのわた、深みのある麦感、程よいピート、スパイシー。
 
スプリングバンクのオフィシャル、2000年蒸留の2016年リリース、UK向けのボトルです。
 スプリングバンクと言えば、キャンベルタウンにある数少ない蒸溜所で、未だにJ&A・ミッチェルによる独立資本での経営がなされている蒸溜所です。自社でボトリング設備を有している数少ない蒸溜所で、その設備は同社の所有するボトラー、ケイデンヘッドのボトリングにも利用されています。また、特筆すべきはすべての麦芽をフロアモルティングで賄っており、昔ながらの製法を踏襲した、昔のモルトらしい香味を作れる、数少ない蒸溜所の一つと言っていいでしょう。ピートは近くのマクリハニッシュの土地から切り出し、このピートの炊く時間により3酒類の原酒をつくりわけます。ヘーゼルバーン、ロングロウはそれぞれスプリングバンクのノンピート・ピーテッドを指します。創業は1828年で、今から10年先のバイセンテナリーが楽しみな蒸溜所です。
 
さて、このボトルはUK向けのシェリーカスクなのですが、バットで16年熟成ということもあり、シェリーと原酒の混じり具合が良い感じです。麦感もバンクらしく力強いですが、嫌な要素があまりなく、多層的なフレーバーを感じます。飲み進めていく度にコロコロと表情を変え、今後もっと香味の変化がありそうです。さすがのバンク、素晴らしい出来でした。