ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

イチローズモルト 2010-2015 for Whisky Talk 2016 FUKUOKA 59.4% "オオサンショウウオ"

 

f:id:giny:20170802170652j:plain

f:id:giny:20170802170656j:plain

f:id:giny:20170803153906j:plain

評価:A+-A++
香りはチョコレート、チェリー、少しミーティ、干し柿ダージリンティー、程よいウッディネス。
飲むとチョコレート、干しぶどう、しっかりとした麦のコク、バニラ、ややスパイシー。

秩父蒸留所のイチローモルトより、昨年のウイスキートーク向けのカスクです。
そのラベルから、所謂オオサンショウウオとして人気の高いボトルだったと記憶しています。

このボトルはまずバーボンバレルで樽詰めされた後、スパニッシュオークのシェリー樽で熟成させた、ダブルマチュアードのボトルのようです。

殆ど開けたてでしたので、硬い印象がありましたが、嫌味のないチョコレートやチェリーといった香味や、紅茶感などがあり、飲み疲れしないシェリー香味がありました。原酒がフルーティーで軽めなのも影響しているのかもしれません。

秩父蒸留所では、おおよそ8000樽の樽が熟成されていますが、見学した際には、1年に1回はテイスティングを行い、状態を確認していると言っていました。このボトルも途中でシェリー樽への詰替が行われていますが、このような原酒の確認によるカスクマネジメントが功を成しているものと推察します。にしても、良いチョイスだと思いました。

レートは悩みますが、次回飲んだときは更に好印象になっていることを期待して、A+としておきます。

 

※先日東京訪問などをしておりましたが、その前後より風邪を引いてしまい、病み上がりで飲みすぎたせいもあり、炎症が続いているようです。幸い快方に向かっておりますが、療養も兼ねて少し禁酒をしており、ブログ更新が滞っておりますことをご了承下さい。