ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

オルトモア 1982-2017 35年 54.8% アデルフィ

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Aultmore 1982-2017
Adelphi 
1st fill Sherry Cask
54.8%

評価:S

香りはしっかりとした麦のコク、酸味控えめのプラムや桃のジャム、カカオパウダー、少しクランベリーオレンジピール、バニラスパイス。
飲むと香り通りのクランベリーやプラムのジャム、甘さ控えめのチョコレート、バニラ、シナモン、程よいウッディネスとスパイス。余韻はプラムジャム感が広がる。

アデルフィーからリリースされたオルトモア、日本には2018年2月に入荷となったボトルです。アードナムルッカンなどでも注目を浴びているアデルフィですが、年始に入り90ボウモア、2000ラフロイグなどと一緒に高額レンジで発売され、ひっそりと売り切れになっていったボトルです。輸入元おすすめ、テイスティングコメントにランシオといった誘惑のワードは散見されたのですが、まあ何も無ければスルーしてしまいそうなスペックです。

時々80年代~90年代初頭に濃厚シェリー系のオルトモアはあるようなのですが、個人的に聞いたことがあるのは90のオルトモア25年くらいで、結構な高額レンジでしたので最初はスルーしていました。

とある方面より美味しいという評判を聞き、近くのバーに情報提供したところ、なんと一本入荷していただいたので飲ませていただきました。

口あけは結構堅く、開いてくるまでには結構な時間がかかりそうで、多分まだまだ変化するボトルだと思います。それでもシェリーのニュアンスとともに、プラムや桃といったフルーツ感が上手く混じり、ほとんど嫌なニュアンスのないかなり美味しいオルトモアでした。今年日本に入荷したリリースの中で、自分が飲んだことのあるボトルではかなり上位、トップクラスに食い込んでくる美味しいボトルでした。少しクランベリーみたいなニュアンスもあり、今後の変化次第では更に化けそうです。自分も運良く抱えることが出来ましたので、ゆっくり変化を見ていきたいと思います。