ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

グレンドロナック シングルカスク 1993-2014 21年 オロロソ・シェリーバット #37

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評価:A++
香りは深く艶やかなプルーン、巨峰、カスタード、ベリー感。近年のスパニッシュオークシェリー感。飲むとハニー、プラム、クランベリー、オレンジ、グレープといった重厚なシェリー感と程よい樽感が広がる。口当たりは粘性が強く、舌にゆっくりとシェリーの甘み、タンニンが広がり、最後に程よいスパイシーさが残る。
 
93年蒸留のグレンドロナック、21年熟成です。Iさんからお裾分けを戴きました。
グレンドロナックといえばシェリー樽での熟成が有名と思います。70年代ビンテージは早々になくなりましたが、1990や1993辺りはレベルの高いドロナックが多い印象ですし、巷の噂も93は当たりだと言われているように思います。
このボトルもしっかりとしたスパニッシュオークのシェリー感を感じ、確かに一つ抜きん出ているなあと思わされます。かなりバランスの良いドロナックだと、噂話を認識させてくれます。
 
個人的にはこういうスパニッシュオークの重厚なシェリー樽熟成で、例えば山崎のシェリーカスクなどのコクの強いタイプのは、飲み疲れしてしまうのでそんなに飲むわけではないんですが、それでも重厚な美味しさを感じます。このあたりの評価は完全に好みの問題と思いますので、まあうまけりゃ良いんですが、日本向けだったり日本の老舗バーの一部がセレクトするシェリーはこういうのが多いよなあと思うことはあります。
 
そういえば最近もドロナックのシングルカスクがリリースされましたね。出来栄えが気になるところです。