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ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

岩井トラデイション ワインカスクフィニッシュ

改めて飲んでみると、この価格帯にしてはかなりよく出来たウイスキーじゃないかと思います。

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評価:A

(開栓後1年過ぎ)香りはハニーシロップ、カスタードクリーム、クランベリー、チェリー、キウイフルーツ、オレンジ、麦、木材、ツンとしたアルコール感。飲むとなめらかなクリーム、ベリー、チェリー感があり、カスタード、ホットケーキ、バターといったオイリーさ、僅かなタンニン、木の感じもある。余韻は長くはないが、ベリー系の甘みや木の感じ、舌をヒリヒリとさせるアルコール感が残る。時間経過で酸味が強くなってくる。

 

 当ブログでは珍しく、ジャパニーズ、それもブレンデッドウイスキーの紹介です。マルスウイスキーというブランドの、恐らくクラフトウイスキー界隈ではイチローモルトの次に有名と思われる本坊酒造さんからリリースされている岩井ウイスキーです。マルスウイスキー、歴史を遡るとマッサンこと竹鶴政孝氏に行き着きます。竹鶴政孝スコットランドで留学していた時期に勤めていた会社、摂津酒造の上司岩井喜一郎氏が竹鶴ノートを受けとり、本坊酒造の顧問就任後、ウイスキーを作るようになったと言われています。ブームの煽りで閉鎖再開などがあった蒸留所で、80年台は鹿児島に蒸留所があり、地ウイスキーブームのときには西のマルスと言われていたようですが、1985年に長野県宮田村に移転するも94年には蒸留停止、そして2011年に再び操業するといった流れになっています。

 そんなうんちくは置いといて、問題の中身です。このボトル(ワインカスクフィニッシュ:WCF)は年に一回リリースの限定ブレンデッドウイスキーで、岩井というブレンデッドウイスキーを半年程ワイン樽で後熟したものです。元々焼酎やワインもやっている酒造ですので、ワイン樽は手に入りやすいのだと思います。実際飲んでみるとクリーミーなベリー感や麦感が感じられ、パンケーキやフルーツワッフル、フルーツタルトのようなデザート感が感じられました。恐らく開栓してしばらく経ったこともあり、かなり熟れてきているんじゃないかと思います。定価2700円程で済むことを考えると、ブレンデッド特有の軽さはありますが、かなり優秀なウイスキーだと思います。

 

 さて、ここでもう一つの情報なんですが、昨年の春頃、今までとは異なる岩井WCFがリリースされました。どうやら後熟したまま樽を放置してたみたいで、通常のWCFに比べてワイン樽の後熟が半年ほど長いんだとか。普通のWCFとの見分け方は裏面のラベルで、製造者が長野県宮田村なのが通常のWCF、鹿児島なのが長い熟成を経たWCFです。自分も持ってはいるのですが、今はダンボールの中に…皆さんも是非鹿児島製造のWCFを見つけてみてください(今は鹿児島にも蒸留所ができたので、この見分けができなくなるかもしれません)。

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 ちなみに、これの定価は2700円程度、安ければ2400円程度ですので、販売されているボトルがプレ値ついてないかの一つの基準としてお使いしてください。