ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ラフロイグ 1997-2015 17年 シグナトリー・ウイスキーフープ向け 53.0%

f:id:giny:20170717121654j:plain

Laphroaig 1997-2015 17 year old
Signatory, Cask hand selected by THE WHISKY HOOP
Matured in a Hogshead
Cask #8369
O/T: 285 bottles

 

評価:A++

香りはナッツ、オレンジピール、ハニーシロップ、バニラ、シリアルフレーク、魚介だし、ピート、程よいウッディ。
飲むとピート、魚介だしや磯っぽさ、スモークした貝殻、ハニーシロップ、しっかりめの麦感。

ウイスキーフープ向けのラフロイグ、1997年蒸留のボトルです。
このボトルがリリースされたときは2015年の年の瀬で、ラフロイグのバイセンテナリーで、凄いラフロイグがたくさん飲めた年でした。自分は確か2016年のはじめに東京で頂いて、ボトラーズに時折見られる、フルーティーさが際立つボトルだなあという印象でした。

その時も美味しく頂いたのですが、最近になりよく行くバーで勧められたので飲んでみました。

以前飲んだときよりナッティーさや魚介ダシや燻製したようなスモーキーなニュアンスが多く感じましたが、フルーティーさも共存しており、複雑さは以前より増したような気もします。かなりいい仕上がりになっているラフロイグだと思います。

ラフロイグボウモアのトロピカル、フルーティー感は93年が有名で、このあたりは確かに凄い不思議なボトルが多いですが、ラフロイグはその以後もややフルーティーに寄ったボトルが見られる気がします。あんまりオフィシャルでは見ないのが興味深いんですが。理論的には麦汁の清澄度や酵母の問題なのかなと思ってしまいますが、他にも麦の品種のせいなのか、フロアモルティングのせいなのか、樽の影響なのか。正直良くわからないんですが、いろんな要因が重なって美味しくなってるんでしょう。このまま安定して美味しいボトルを輩出し続けてほしいです。