ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

スプリングバンク10年 2017年 新ラベル 46%

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スプリングバンク 10年 2017年リリース

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評価:A++
香りはオレンジ、桃、パイナップル、べっこう飴、ハニーシロップ、バニラ、なめし革、月桂樹、焦げ感のあるピート。
飲むとオレンジ、ハニーシロップ、バニラ、潮気と出汁感、程よい樽香とピート。

 

スプリングバンク10年、今年ニューラベルになったボトルです。
現行のスプリングバンクは結構どれもおいしいですが、特に今回のニューラベルの10年は国内外で話題になり、英国でも購入制限が置きているほどです。

そんな状況ですので、当然日本国内の割当はすごい少なかったようです。
今回、英国の酒屋から直輸入で一本、国内でもなんとか一本手に入れることができました。ロット差がないかと心配されていましたが、あまり心配は必要なさそうです。オレンジや桃など、フルーティーさのしっかりした、美味しいボトルです。

malt.hateblo.jp

前のテイスティングコメントを水にテイスティングしてみましたが、割と似ていますし、自分も違和感は感じませんでした。スプリングバンクはロットでかなり味が違ったりすることが多いので多少の違いやブレはあると思いますが、まあどれも美味しいですし、そのへんもご愛嬌なのかもしれません。


スプリングバンクは世界的に需要が高まっている人気のボトルですが、J&Aミッチェルは増産をする気はないようです。他社が機会化でどんどん増産している一方で、同社は地元貢献を第一に掲げているようで、昔ながらのやり方をかえていないと聞きます。昔のウイスキーは美味しかった、今はどうこう、、、といった話はありますが、一説によるとフロアモルティングによって、モルトのばらつきが増えるため良くなるんじゃないかという話もあります。他方ではフロアモルティングによって麦芽のばらつきが減るという話も聞きますし、何が正しいのか結論付けるのは難しいですが、そういう昔ながらの製法を続け、美味しいウイスキーを輩出している蒸留所の存在は、なぜ美味しいウイスキーが出来るのか、色々と考えさせてくれますね。今年のコスパ良いボトルの代表だと思います。見かけたら是非飲んでみてください。