ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

余市 NA 旧ボトル

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評価:A

香りは若く、乳酸系のフレーバー、しっかりとした麦芽、焦げたピート、少しエステリーでオレンジの皮。
飲むとしっかりとした麦感、食パンの白い部分、少しピーティや塩辛さ。

旧ボトルの余市、NAです。
先日、ふと余市を飲もうと思い立ったときに、開栓している余市がないことに気づき、とりあえず取り出しやすい位置に置いてあったので開けた一本。終売後に見つけたミニボトルで、ドラッグストアーでものすごく格安で売っており、とりあえずで買ってみたボトルでした。
もう何年も飲んでいませんでしたが、昔飲んだ余市はもっとアルコール感の強い余市だった気がしましたが、これは若いなりに結構楽しめる香味で、正直「あれ、こんなに美味しかったっけ」と思えるボトルでした。ニューポッティ感はあるんですが、最近はこういう短熟でニューポッティなリリースも結構多いような気がしますし、価格を考えればかなりすごいコスパだったんだなあと。
勿論そんなに多層的なフレーバーがあるわけでもないのですが、この価格帯でこれほどのレベルをリリースしていた、ニッカの凄さを再認識することとなりました。

 

現在のニッカのラインナップはちょっと寂しいところもあるのが正直なところですが、やはり今までのリリースが異常であって、ここまで良心的な価格でのリリースをしないと、ニッカは生き残れなかったんだろうと推察します。ここまで安くなることは今後しばらくはないでしょうが、この若さでも良い原酒だと再認識できましたし、この調子で原酒が育って、良いリリースがまた出てくると良いなと思いました。