ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ラガラガヴーリン ディスティラーズ・エディション ペドロ・ヒメネス ダブルマチュアード 1991-2008 lgv. 4/496

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評価:S
香りはアプリコットジャム、プラム、紅茶、魚介だし、香ばしい麦や豆、しっかりしたヨードとピート。
飲むと口当たりは粘性があり、フルーツやヨードを感じさせる。香り通りのアプリコットやプラムのジャム、きなこ餅と餡蜜、焼き目を付けたクラッカー、コクのある魚介だし、しっかりとしたピートやヨード、全体的にまとまっており嫌みなく仕上がっているが、奥深さもある。

1991ビンテージのラガヴーリン、ダブルマチュアードです。
ポートエレンの東側にあるラガヴーリン。湿地帯には10以上の密造所があったようですが、ジョン・ジョンストンが1816年にそれらを集め、認可事業としたのが1816年、昨年バイセンテナリーだったことは記憶に新しいところです。

昨年のバイセンテナリーでは、ラガヴーリン25年や、1991のTWE向けチャリティーボトルが物凄い高い評判で、実際25年はものすごく美味しいものでした。もしかすると1991のラガは当たりなのかもしれないと思っていまして、偶々日帰り途中に寄った酒屋で、同じ1991ビンテージのこのボトルを見つけ、そこそこ妥当な価格だったのでお持ち帰りしたのでした。

飲んでみると、アプリコットジャムやプラムといったフルーツ感に、香ばしい麦や豆のニュアンス、魚介ダシっぽい香りに芳醇なピートがあり、飲んでもフルーツやヨード感、クラッカーや餡蜜といった芳醇な甘味とコクが広がり、かなりの粘性をもったボトルで、一つ飛び抜けた美味しさのボトルでした。

 このボトル、過去には飲んだことはないのですが、ネット上ではかなりピーティーと表現されていて、自分の飲んだ感じとはちょっと感覚が異なりました。考えたらボトリングから10年弱経過していますし、経年変化の妙なのかもしれません。美味しいボトルだったことは変わりありません、何度も飲みたくなるような、買ってよかったボトルでした。