ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ディスティレリ・ド・パリ ジン

新年一発目からウイスキー以外の記事でアレなんですが、モルト以外でかなりかんどうしたので簡単にご紹介しようと思い載せておきます。

昨今、ウイスキー原酒不足の中で日本でも続々とリリースされているジン。サントリーやニッカもそうですが、京都蒸留所や辰巳蒸留所など、クラフトジンディスティラリーが建設されている流れは、酒好きという点でもチェックしておきたいジャンルなんじゃないかと思います。

実際、季の美や和美人、辰巳蒸留所のジンなども飲ませていただきましたが、この先の方向性を感じる美味しいジンで、今後のリリースが楽しみな蒸留所です。

辰巳蒸留所はその規模から出荷数の制限があり、中々入手困難な状況が続いておりますが、ウイスキーラヴァーズ名古屋でも出展されますので、ブースを抜ける余裕があれば少しお邪魔してみたいと思っていたりしています(そんな余裕はない、と先輩方から言われていますが…)。

ウイスキー以上に語れるわけではないこの分野なのですが、本当に驚いたのはこのフランス・パリに構えるディスティレリ・ド・パリのジンです。2015年に初めてフランス政府が認可した蒸留所とのことで、界隈では以前から有名だったようですが、日本に入ってきたこれらのボトルも即完売、界隈を賑わしているという話を伺い、バーのマスターに勧められ飲んでみました。

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バッチ1、トニック、ベル・エールの3種をいただきました。

商品説明はググっていただくとして…簡単な自分のメモを掲載しておきます。

 

トニック
しっかりしたキナの苦味とコク。
フィーバーツリーの上位互換のような、ドライで美味しいジン。
炭酸割りでくっきりした味の立派なトニックが出来上がりそう。
炭酸で割ってみても味の輪郭がボケることはなく、理想のドライトニック。

バッチ1
コリアンダーとマンダリンオレンジの香味が華やかで、分離感が素晴らしい。
既存の美味しいジンの香味を高解像度にしたような、正統派の味わい。

ベルエール
香りはオレンジの果汁、マスカットとパイナップル、レモンと砂糖。
飲むと香り通りの果汁感。濃厚な甘味のないジュースのよう。すりおろしオレンジの粒を歯ですりつぶしたときの味のような、果肉の弾けるときの香味をそのまま感じる。

 

もうあまり売っている店はないですが、探せば在庫がある店もあるようです。もしバーなどで見かけたら飲んでいただければと思います。おすすめのジンです。

2017年を振り返って~後編~

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書き溜めがない中大晦日を過ごすのは意外にもハードで、記事を書いた後はAnovaで温めておいたローストビーフをこしらえ、年越しそばのつゆを味見したりしていました。料理も好きですが、最近忙しくてあまり出来ていません。

…こんなことを書いていると年を越えちゃいそうなので、簡単ですが今年発売のモルトを、自分が飲めた範囲で振り返りたいと思います。

 

1.1万程度(12000円程度)までのモルトで美味しかったもの

スプリングバンク10年 新ラベル

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今年春先の直輸入組が驚いた、スプリングバンクの10年新ラベル。これが6000円台で手に入るというから驚きです。さんざん書いたので詳細は省きますが、コスパ部門でいったらトップクラスに美味しいボトルだと思います。1ケースあっても困らないボトルだと思います。

バルヴェニー ピートウィーク

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ブログにまだ載せてませんがかなり美味しいです。穏やかな焦げのあるピートに甘みが共存していて、キャッチーな美味しさがしっかりとあるウイスキーでした。

グレンモーレンジィ アスター

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グレンモーレンジィの第2弾アスター。自分は直輸入で買ったのでちょっと高くつきましたが、普通に美味しいボトルでした。自分はこの2017リリースはかなり好きでした。

うちのレートだとA++でしょうか。

グレンロセス 2006 #5454

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今年色んな所からリリースされていたハイプルーフロセス。ありすぎて総て飲めているわけではないですが、このウイスキーは東京で有名になり、結構買われた方も多かったボトルでした。なんとかこっちの地域にも引っ張ってきましたが、こういうときに自分の経験不足と力不足をすごく感じます。瓶熟が非常に楽しみなボトルでした。

⑤カリラ 2005 for THE WHISKY HOOP

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そして忘れちゃいけないこのボトル。一部のフープメンバーで箱買い続出したとの噂が出ているほどの素晴らしいボトルでした。

最近樽番号の近い似たスペックのカリラが出ていましたが、こちらも美味しくすぐに売り切れたボトルでした。なんとか一本は買えたんですが、大御所や大物が大量に買い占めていたとの話も…。近くのバーも仕入れてくれたので、ありがたくいただいています。

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他にも、まだ飲めていませんがスプリングバンクの14年なんかも評価高かったですよね。コスパが高いボトルは中々多かったと思います。

2.3万以内のボトル

結構1万以内のボトルでコスパの高い美味しいボトルは多かったように思いますが、逆に3万以内で美味しいボトルを見つけろと言うと中々難しかったように思います。

その中でも間違いなく今年歴史に残るボトルといえばこれじゃないでしょうか。

グレンドロナック 1993-2016 23年 for THE WHISKY HOOP #826

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今試しに注いで飲んでますが、本当に美味しいボトルです。ストック何本買ったか忘れてしまいましたが、これはもっと買っておくべきだったボトルでした。

また、こちらは前編と被るのでサラッと書いておきますが、90クライゲラキはマッシュタンさんのもゼニスさんのもかなり美味しいボトルでしたよね。キャラクターも異なり、素晴らしいチョイスだったと思います。

3.3万以上のボトル

美味しいボトルはたくさん出てきていると思いますが、そのどれもが3万以上の高いボトルになってしまいました。その中でも特に美味しかったのは自分はこの2本でした。

ラフロイグ 1990 26年 ダグラスレイン エクストラオールドパティキュラー

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ラフロイグ エリクサーディスティラリー 1996 20年

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両方ラフロイグという偏った構成になってしまいましたが、特に後者は抜群に美味しいラフロイグでした。

その他にもアイリッシュやスペイサイド・リージョン、XOPのバンクなど、色々話題になったボトルは多かったように思いますが、中々このあたりは大都市じゃないと飲めないですよねえ…。

と、こんな感じで1年間を自分なりに振り返ってみました。本当に恵まれた2017年でした。この調子で2018年も色々と経験させていただきたいなと思います。また来年もよろしくお願いいたします。

2017年を振り返って~前編~

早いもので、もう2017年も終わりになります。今年は公私共々いろんなことがありました。ウイスキーは公なのか私事なのかわからないのがなんとも言えないところなのですが、とにかくそれぐらい色々と経験させていただきました。

このブログにも皆様にご愛読いただき、細々とですがなんとか続けることができました。皆様大変有り難うございました。

どこからが2017年なのかわからなくなりそうなので、写真を振り返りながら記憶に残ったイベントやボトルを振り返っていくことにします。

1月。どうやら年始に大阪遠征に行っていたようです。前のは休みが多くてよかったなあ…

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関西方面で流通したボトルのようです。グレングラッサかモートラックといわれています。

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ウイスキーラヴァーズ名古屋2017にもいってきました。

色々飲みましたがコレクターブースは楽しかったです。

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秩父ウイスキー祭りにも行きました。TWFのマッシュタンさん向けのゲラキは美味しかったですよね。

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他にも、信濃チェックメイトアイリッシュなども評判になっていたように思います。

その後有楽町でいただいたこのボトルが美味しかったです。

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早速リリースされたこのカリラがかなり美味しかったです。今年のコスパボトル部門でも3本の指に入るんじゃないでしょうか。

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今年は色んな所で飲ませていただきましたが、福岡に行ったのも楽しかったですね。

この2本が印象的でした。

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春先にはサマローリ氏の訃報もありましたよね。氏のボトルをあまり飲む機会のなかった世代の自分ですが、有楽町で飲ませていただいたボトルは印象的でした。

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87ロングロウカスクも加水も両方飲ませていただきました。本当に好きなボトルです。

札幌でも必ずバーめぐりをしますが、それも楽しかったです。

NEWラベルのバンク10年は今年のコスパ良いボトルの筆頭といってもいいんじゃないでしょうか。ゼニスさん向けのゲラキもマッシュタンさん向けのものとはまた違い、本当に今年はゲラキが目立ちましたね。

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1991のラガヴーリンもとても美味しかったです。ニューリリーストップクラスかもしれませんね。

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個人的にとても好みだったANA向けの68ドロナックです。

今年は蒸留所にもたくさん行きました。山崎蒸留所、白州蒸留所、宮城峡蒸留所、秩父蒸留所や静岡蒸留所、御殿場蒸留所、三郎丸蒸留所、長濱蒸留所…。

そして各地の地方バーに行く機会もできるだけ作れた年だったと思います。

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60年台のバンクやボウモアは本当に美味しかったですね。

 

ニューリリースも印象的でした。

本当に素晴らしかった1993や1994のウイスキーフープのドロナック。これを日本向けで仕入れてくれて、それを会員頒布価格で買わせてくれるだけでも入会した価値がありました。

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厳密にはウイスキーではないですが、アードナムルッカンも素晴らしかったです。
クレイジージャーニーに目白田中屋の栗林氏が出演するなどで有名になった蒸留所ですが、一般の方々にもウイスキーラヴァーがどういうものか知られる良い機会になったんじゃないかなと思いました。

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夏にも美味しいボトルを色々いただきました。リベットのエクスポートは何度かいただいているのですが、このボトルは特に状態がよく慈悲深いボトルでした。

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ボウモアのバイセンも素晴らしかったです。

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同じ時期にいただいたロセスもナイスなリリースで、自分でも結構引っ張ってきました。

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このクラガンモアも美味しかったですね。もう少し安ければ…と思ってしまいましたが、良いカスクは最近どれも高いのは仕方ないですね。

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地域が変わればブームも変わるのですが、関西方面では最近アイリッシュの流れが来ていますよね。これは素晴らしい、というよりは印象的なボトルとして紹介したいボトルですが、60年台の(まだパワーズがあったころの)パワーズです。都市ガスのような香りが印象的でした。

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今年、自分が住んでいる地域に新しいモルトバーが出てきたのも大きかったです。

前田のボウモアや71,72ドロナック、76トマーティンなどを安価な価格で飲ませていただいてありがとうございました。

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こんな中ですが、今年は色々と充実した一年でした。

長くなりましたので一旦ココで区切りにします。柿ダメル時間がなかったので、落ち着いたらまた書こうと思います。今年中に間に合うかはわかりませんが…笑

 

ラフロイグ 15年 カーディス(カーチェス)フレンズ・オブ・ラフロイグ向け 43%

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Laphroaig CAIRDEAS 15 year old
Exclusive for Friends of Laphroaig
Alc: 43%
OFFICIAL

評価:A++

香りはパッションフルーツ、ブラットオレンジ、しっかりとした麦の香り、バニラ、ハニーシロップ、海藻、煙。
飲むと香り通りのフルーツ感:パッションフルーツやオレンジ、おいしい麦のコク、牡蠣のスモーク、サワークリーム

ラフロイグがだいたい年1回リリースしている、カーディスシリーズ。ゲール語で友情、を示すようですが、その言葉通りだいたい10年ほど前からFriends of Laphroaigやアイラフェスに向けてリリースされていたボトルです。2015年には100%フロアモルティングのボトルがリリースされたりしましたが、ここ最近は変則的なカスクフィニッシュのリリースなどが目立つような印象でした(それでも安定したクオリティなのがラフロイグといったところでしょうか)。

今年のFoLはサーバーダウンなどが何度も起き、流石にちょっと恥ずかしい対応のようにも思えましたが、それとは関係あるのかどうかわかりませんが、11月末くらいにFoLからひっそりとこのボトルが発売しておりました。

後に送られたメールでは、一部マネージャーのサインが入っているようですが、少なくとも自分がストックを含めて買ったり見たりしたボトルには入ってなかったです。

さて、このボトルは正統派のしっかりしたラフロイグ、と思いきや、意外にもパッションフルーツやブラッドオレンジなどのフルーツ感がしっかりとでていました。加水のせいかボディは穏やかで、程よいフルーツ感が楽しめます。どうやらファーストフィルのバーボン樽の熟成のようです。フルーティーなラフロイグが好きな自分としては、バランスよくまとまっており、加水が上手くまとめているナイスなボトルだと思いました。あんまり難しいことを考えずにスイスイ飲めそうです。安定の美味しいラフロイグでした。

スプリングバンク 1995 21年 ブティックウイスキー ウイスク・イー向け 47.6%

「スプリングバンク 1995」の画像検索結果

Springbank 1995 21year old
Boutique-Y Whisky Company
Bottled exclusively for Whisk-e ltd.
50cl, 47.6%

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(1枚目の画像はWhisk-eより引用)

評価:S
香りはオレンジピール、クッキー、バニラビーンズ、ミント、メイプルシロップ、パイナップル、ハニデューメロン、塩、わずかにらしさのあるピート。
飲むと塩キャラメル、バニラ、オレンジ、やや強めの樽感、コクのある麦感、スパイシーな余韻。

ブティックウイスキーから日本向けにリリースされた、スプリングバンク、1995蒸留、21年熟成です。一部で話題になっていることもあり、結構前から飲みたかったボトルですが、今回サンプルを戴いたので何回かに分けていただきました。
オレンジやメロンといった柑橘感や繊維質の甘味に、らしい塩気やピートがあり、またクッキーやキャラメルといったお菓子のような甘味やコクがあり、重層的で美味しいです。

とある方が、「オフィシャルの21年と25年の間のような味と価格」といっていたのがしっくりくる表現でした。シングルカスクである分、自分は飲みごたえがありこれはこれで好きですね(オフィシャルはバランスが良いんですがちょっと良すぎるというか、飲みごたえの面ではこちらのほうにやや軍配が上がるように思います)。

価格も500mLで3万をオーバーするという価格も中々してしまうボトルですが、今の御時世は仕方がないかなあと思います。今の価格に見合った中身のボトルであることには間違いないんじゃないでしょうか。しかしスプリングバンクの昨今の快進撃は凄まじいものが有ります。このボトルも非常に美味しいボトルでした。

グレンバーギー 1997-2016 G&M WHISKY FESTIVAL 2016 TOKYO向け

 

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GLENBURGIE 1997-2016 G&M EXCLUSIVE
FOR WHISKY FESTIVAL 2016 TOKYO
52.6%

評価:A+
香りはレーズン、紹興酒、ナッツオイル、クローブ、プラム。
飲むとレーズン、ミーティ、クローブなどのスパイス、麦のコク、蜂蜜、バニラ、やや強めの樽感、引き締めるタンニン。

去年のウイスキーフェスティバル向けに出された真っ黒なグレンバーギー。グレンバーギーとウイ文研と言われると、自分は1975-1999の土屋守氏ボトル(当時はアランジャパン:現ウイスク・イー)のオリジナルボトルを思い出します。

さて、このボトルはものすごく珍しいバーギーのシェリカスク。2万くらいするボトルで手が出しにくかったのですが、サンプルを戴きましたので飲んでみました。

飲んでみると紹興酒やナッツ、レーズンなどといった複雑な香味があり、リッチなニュアンスがあります。少しフェインツを多めに取っているのかオイルっぽい感じがありますが、これは後述するような山崎も人によってはサルファという方もいるかもしれませんが、自分は気になりません。

こういうのを飲んで思い出すのは、山崎シェリカスクの原酒やK6向けカヴァランでした。往年の日本人が好きなシェリカスクのボトルってこんな感じだよなあと思いますし、そういう点で期待を裏切らないボトルかもしれません。言うならば原酒がきれいなせいかグレンバーギーらしさが自分にはわからないのですが、まあこれは変わり種として楽しむべきボトルなのかもしれません。スペシャルにふさわしい、ナイスなチョイスだと思いました。

グレンロセス 2006-2017 オフィシャル AbbeyWhisky10周年記念 67.1%

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Glenrothes 2006-2017
OB
#5469
Exclusive to AbbeyWhisky.com - celebrating 10 years online
67.1%

評価:A++

香りはプラムジャム、グレープジュース、オレンジ、ワックスを塗った家具、かなりしっかりとした麦感。
飲むとプラムグミ、ベイリーフ、高級家具、しっかりとしたハーブ感と麦のコク、余韻は程良いウッディネスとスパイス。

 

最近ニューリリースが多く何かと話題のグレンロセス。最近ではTHE WHISKY FINDとSHINANOYAのコラボレーションボトルなども出ていたり、ボトラーズでもちょくちょく見かけるこのビンテージですが、AbbeyWhiskyの10周年記念にリリースされたボトルが、UK向けの5454と近いナンバリングのため、もしかしたら美味しいんじゃないかという話が一部で聞こえていた気がします。

最近エドリントングループではカスクエントリーが70%らしく、おそらくこのカスクも70%でカスクエントリーされ、67.1%というかなりハイプルーフな度数で落ち着いたのだと思いました。

今回、同じはてなブログで書かれているだーさんさんよりサンプルを戴きましたので、紹介させていただけた次第です。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ainoko777.hatenablog.com

飲んでみるとこれもバランスのよいプラム感があり、かなり良い2006年ロセスだと思います。クリームやオレンジ感などが今後どう育ってくるかでも変わっていきそうですね。スパイス感が減ってチグハグさがなくなればかなり美味しくなってくる気がします。今飲んでも楽しめますし、今後も変化していきそうなボトルです。個人的にはポテンシャルは#5454の方があるように思いましたが、これもナイスチョイスのカスクだと思います。

 

飲み比べもさせてもらいましたが、現時点ではリッチなプラム感は#5454の方がはっきりしており、今回のボトルのほうがバランスの良さが目立ちましたが、結構今後の変化で香味の雰囲気は変化しており、今後の変化によって評価はまた変わってくると思われました。

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