ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

イアンマクロード シングルハイランドモルト 1964-1990 26年 50% チーフタンズチョイス

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評価:S+
香りはアプリコット、プラム、マスカットなどの果実香に、オールド感のあるしっかり
とした麦、クリーム、バターなどの油脂感、程よいバニラ香、甘草などのハーブ感。
飲むとアプリコットジャム、ライチ、プラム、花蜜などのジューシーさと、優しい芳醇な麦の甘み、若干ハーブリキュールのような独特の薬草感があるが嫌味のない程度で、非常に複雑。
 
1990年リリースのチーフタンズチョイスのハイランドモルトです。表記されていませんが、土屋守氏の書籍によると中身はグレングラッサ、whiskybaseなどではロングモーンと言われています。グレングラッサと言われて飲んだのでグレングラッサっぽい感じがしましたが、ロングモーンでも納得行くような味と思います。関西方面に最初のロットが、後年に関東に年数違いのリリースが回ったと聞いています。こちらは関西で飲みましたので、先にリリースされた方のロットのようです。
 
実際飲むと、経年変化もあり落ち着いている感は否めないんですが、十分生き生きとしたモルトで、嫌味のない果実香と麦の甘味、ちょっと薬草のようなニュアンスが嫌味なく混ざっており、非常に繊細で美味しいです。近年リリース好きではありますが、こういう香味は中々最近では出せないんだろうと思います。非常に美味しく戴きました。