2017年を振り返って~後編~
書き溜めがない中大晦日を過ごすのは意外にもハードで、記事を書いた後はAnovaで温めておいたローストビーフをこしらえ、年越しそばのつゆを味見したりしていました。料理も好きですが、最近忙しくてあまり出来ていません。
…こんなことを書いていると年を越えちゃいそうなので、簡単ですが今年発売のモルトを、自分が飲めた範囲で振り返りたいと思います。
1.1万程度(12000円程度)までのモルトで美味しかったもの
①スプリングバンク10年 新ラベル
今年春先の直輸入組が驚いた、スプリングバンクの10年新ラベル。これが6000円台で手に入るというから驚きです。さんざん書いたので詳細は省きますが、コスパ部門でいったらトップクラスに美味しいボトルだと思います。1ケースあっても困らないボトルだと思います。
②バルヴェニー ピートウィーク
ブログにまだ載せてませんがかなり美味しいです。穏やかな焦げのあるピートに甘みが共存していて、キャッチーな美味しさがしっかりとあるウイスキーでした。
③グレンモーレンジィ アスター
グレンモーレンジィの第2弾アスター。自分は直輸入で買ったのでちょっと高くつきましたが、普通に美味しいボトルでした。自分はこの2017リリースはかなり好きでした。
うちのレートだとA++でしょうか。
④グレンロセス 2006 #5454
今年色んな所からリリースされていたハイプルーフロセス。ありすぎて総て飲めているわけではないですが、このウイスキーは東京で有名になり、結構買われた方も多かったボトルでした。なんとかこっちの地域にも引っ張ってきましたが、こういうときに自分の経験不足と力不足をすごく感じます。瓶熟が非常に楽しみなボトルでした。
⑤カリラ 2005 for THE WHISKY HOOP
そして忘れちゃいけないこのボトル。一部のフープメンバーで箱買い続出したとの噂が出ているほどの素晴らしいボトルでした。
最近樽番号の近い似たスペックのカリラが出ていましたが、こちらも美味しくすぐに売り切れたボトルでした。なんとか一本は買えたんですが、大御所や大物が大量に買い占めていたとの話も…。近くのバーも仕入れてくれたので、ありがたくいただいています。
他にも、まだ飲めていませんがスプリングバンクの14年なんかも評価高かったですよね。コスパが高いボトルは中々多かったと思います。
2.3万以内のボトル
結構1万以内のボトルでコスパの高い美味しいボトルは多かったように思いますが、逆に3万以内で美味しいボトルを見つけろと言うと中々難しかったように思います。
その中でも間違いなく今年歴史に残るボトルといえばこれじゃないでしょうか。
グレンドロナック 1993-2016 23年 for THE WHISKY HOOP #826
今試しに注いで飲んでますが、本当に美味しいボトルです。ストック何本買ったか忘れてしまいましたが、これはもっと買っておくべきだったボトルでした。
また、こちらは前編と被るのでサラッと書いておきますが、90クライゲラキはマッシュタンさんのもゼニスさんのもかなり美味しいボトルでしたよね。キャラクターも異なり、素晴らしいチョイスだったと思います。
3.3万以上のボトル
美味しいボトルはたくさん出てきていると思いますが、そのどれもが3万以上の高いボトルになってしまいました。その中でも特に美味しかったのは自分はこの2本でした。
ラフロイグ 1990 26年 ダグラスレイン エクストラオールドパティキュラー
ラフロイグ エリクサーディスティラリー 1996 20年
両方ラフロイグという偏った構成になってしまいましたが、特に後者は抜群に美味しいラフロイグでした。
その他にもアイリッシュやスペイサイド・リージョン、XOPのバンクなど、色々話題になったボトルは多かったように思いますが、中々このあたりは大都市じゃないと飲めないですよねえ…。
と、こんな感じで1年間を自分なりに振り返ってみました。本当に恵まれた2017年でした。この調子で2018年も色々と経験させていただきたいなと思います。また来年もよろしくお願いいたします。