ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ブナハーブン 1969 40年 ダンカンテイラー ロナック

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評価:A++
香りはパイナップル、マンゴー、洋梨などのトロピカル。奥にウッディ、バニラと軽い溶剤、樹脂。
飲むとパッションフルーツ、パイナップルなどのトロピカル感に、広葉樹のような木のニュアンス、木のえぐみがある。余韻は長く、程よいウッディネス。えぐみは時間経過で抜けていく。

 

ダンカンテイラーのロナックシリーズより、ブナハーブンの長期熟成、1969年の40年ものです。

ダンカン・テイラー社は1938年、ビジネスマンのアベ・ロッセンベルグにより、アメリカ合衆国で設立されたボトラーズで、1960年代の初頭から、スコットランド全域の数多くの蒸留所のニューフィリングの樽を購入しました。アベの死去、ダンカン・テイラー社は慈善団体の監督下に置かれましたが、2000年にハントリーの現在の会社に買収されました。そのような理由で、沢山の60年代原酒のストックがあり、ピアレスコレクションや、レアレスト・レアといった多くの伝説的なボトルをリリースしていたボトラーズです。

これはロナックシリーズで、長期熟成を安価な価格で!というコンセプトで出されたリリースのようですが、リリースが40度手前のものが多いことを考えると、これ以上熟成するとウイスキーとして売れないものを詰めたのではないかと個人的には考えています。それ故、確かに過熟気味なものも多い印象を受けます。今回このサンプルをいただく際に、過熟っぽさがある気がするが、どうか?という話を頂き、それも兼ねて飲んでみることとしました。

 

フレーバーからは、確かに樹脂や溶剤のような過熟のニュアンスがありますが、60年代ブナハーブンらしい、かなりしっかりしたトロピカルがあります。飲んでみると、結構なエグみも見られましたが、概ね香り通りのトロピカル感を感じることが出来ます。美味しいといえば美味しい、ただエグいという印象ですが、時間経過でエグみが多少飛びますので、ゆっくりと家で飲むのには適したボトルなのかな、といった気がします。

過熟っぽさは過熟っぽさであるのですが、最近の若々しいボトルがどんどんリリースされているこのご時世、こういうボトルを飲むだけで美味しく感じてしまう気はします。昔はさして注目されなかったのかもしれませんが、今となっては良いボトルです。