ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

トマーティン 1976 38年 OB for The Whisky Hoop

前評判通り、ケミカルフルーツ感満載のトマーティンでした。

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評価:S

 洋梨、白ブドウなどのフルーティなフレーバーや、70年代トマーティンらしい甘味料的なケミカルフレーバー。複雑な果実香や麦感も感じる。飲むと糖度の高いマンゴー、酸味の少ないメロンなどのフルーツ感、ケミカル感がある。超熟らしい優しい口当たりで、余韻は長く、優しいフルーティさが残る。
 
 宅飲み会で戴いた、The Whisky Hoopの76トマーティンです。The Whisky HoopについてはTWH向けボトルを紹介していますが、そこで触れていませんでしたのでほんの少しだけフープの紹介を。

malt.hateblo.jp

 といっても、フープの会員でもない自分から話せることはあまりないのですが、有楽町や神戸三宮といった有名モルトバーの方々を幹事として、会員向けにボトリングしている組織です。ソサエティとは異なり、基本的に会員数は少なく、原則は平等に頒布されるシステムのようです。フープについて気になる方は、下記に取扱バーの一覧が有りますので、近くのお店に行ってみるのはいかがでしょうか。

http://www.whiskyhoop.com/

 

 さて、今回のトマーティンはTWHの記念すべき第1弾のボトリングで、価格も桁が違うと話題になりました(モルト高騰&輸入代理店のマージンの問題だと思いますので、おそらくこれでもかなり安くしているはずです)。そんな色々と話題のトマーティンでしたが、実際はさすがのクオリティで、所謂1976らしいと言われるケミカル感が満載のトマーティンでした。こんな高価なものを惜しみもなく戴いて、大変感謝しています。数年前までは76トマーティンが乱発していましたが、今となっては価格もだいぶ高騰しており、手の届くものではなくなってしまっただけに大変貴重な経験をさせていただきました。

 このボトルも以前記事にした持ち寄り会で戴きましたが、今思うといいものを飲みすぎて評価が狂ってるなあと反省しています。モルトヤマさんのマクダフはA++くらいで良かったとも思いますんで、すみませんが今のうちに訂正しておきます(すでに完売されたようですが)。間違って余ったら全部欲しいくらいでしたが、それにしてもいいボトルでした。この記事に限らず、A+以上S未満のボトルをどう分類していこうかちょっと悩んでいるところです。少しずつアクセス数も増えてきましたので、そのあたりは検討材料とさせていただきます。何かご意見やご感想、ご要望が有りましたら遠慮なくコメント欄などでお話頂ければ幸いです。

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