ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

スペイサイド蒸留所 1995-2016 20年 48.1% BB&Rレトロラベル

スペイサイド蒸留所、最近のお気に入りです。

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評価:A+

 香りはシトラス感満載、オレンジ、ローストしたナッツ。味は芯のある麦汁感にトロピカル感が突き抜ける。後半はナッツ由来のオイリー感が優しい。加水するとスペイサイドらしい麦感やトロピカル感が前に出てくる。

 なかなかすごいフルーツ感でした。最近でいえば1995インペリアルなどの、スペイサイドのフルーツ感と言うか、某ボトラーズが詰めそうなというか…そんな感じで美味しいボトルでした。これも含めてですが、BBRのレトロラベルシリーズはフルーティなものが多く、自分の好みとマッチしています。これも含めてですが、BBRのレトロラベルシリーズはフルーティなものが多く、自分の好みとマッチしている印象です。

 さて、スペイサイド蒸留所は、おそらく世界三大ややこしい蒸留所ランキングがあればランクインするじゃないか、というくらいややこしい蒸留所で、所在地は現在の分類では北ハイランドにあたる、ドラムグイッシュ村にあるようです。スペイ川とトロミー川の合流地点にあるようで、過去にグレントロミーというシングルモルトが発売されたこともありました(しかも中身はスペイサイド蒸留所でないというオチ…持っていますが開けていませんので、飲んだ時はまた感想を書くことにします)。そんなに種類を飲めていませんが、小規模らしい、綺麗なおとなしいモルトを作っている印象です。

 BB&Rは英国のワイン商で、個人的には安定した品質の樽を持ち合わせている印象で、フルーティなリリースが多い傾向にあるかなと感じます。詳細はどこかで話す機会があれば。

 このボトルは総じてまとまっており、優しくも素晴らしいフルーツ感でした。今後の変化も楽しみですし、今後のリリースも注目したい蒸留所だと考えています。今月ですと、ケイデンヘッドより似たようなスペックのスペイサイドが比較的リーズナブルな価格でリリースされていたと思いますので、気になる方は調べてみるのも良いかと思います。