ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

北杜12年

 

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評価:A
香りは青リンゴ、メロン、アプリコット、乾いた木香、水飴、人工甘味料のやうな甘味。飲むとメロン、シナモン、アップルパイ、麦芽の旨み、やや甘味料的な甘み。余韻はスパイシーでドライ。
 
サントリーから過去に発売されていた、ピュアモルトの北杜12年です。2004年の平成の大合併の際、白州蒸溜所の所在地の元白州町が合併し、北杜市になったことを記念して作られたボトルです…というのはおそらく建前で、当時竹鶴12年が発売され、それの対抗馬として出されたというのが真意かと思います。さすがサントリー、こんなCMも作ってます(ニッカは確認できず)。
 

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さて肝心の味ですが、アップルやメロンといった華やかな果実感やややわざとらしい甘味がみえて、ブラインドだとハイランドモルトと答えてしまいそうです。少し乾いた木材のニュアンスがみえて、そのあたりが白州っぽいのかなあと。12年で2000円台といった価格帯を考えると、完全に憶測ですがハイランド/スペイサイド系のバルクを使ってるんでしょうか。90年台のグレンロセスとかこういうものを結構みるよなあと…まあ終売になりましたし、当時はバルクでシングルモルトが入ってきましたし、また原酒も用意に確保できた時代かと思いますから、白州+ハイランド/スペイサイドのバルク、ってところが現実的なのかなあと妄想してます。

まあ何にせよ、ジャパニーズ、特に白州が好きな人は見つけたら買ってみても良いかもしれませんね。