タリバーディン 1993 23年 48.7% Sakura
※2枚目の画像はsaketryより転載
SAKURAというネーミングセンスがしっくり来る、良リリースだと思いました!
アベラワー 16年 2016年ボトリング ハンドフィルド シェリーカスク 56.5%
評価:A+
長濱蒸溜所を見学してきました。
先日、長濱蒸溜所に行ってきました。
偶々長距離ドライブの寄り道(寄り道ってレベルじゃなかったですが)に長濱に降りてみました。見学出来るか電話をしてみると、レストランから見たりすることが出来るとのこと。近江牛という言葉に釣られつつ、行ってみることにした次第です。
長濱インターから降りて大通りを曲がると、少し趣のある街並みを通る結構細い道を進んでいきます。「本当にこんなところに蒸溜所?ナビが間違えているんじゃ?」と思いながら道を勧めていくと、蔵を改築したと思われる建物に確かに「長濱浪漫ビール」の文字が。米蔵を改築したところのようですね。
元々はクラフトビールづくりをされており、20年程前から製造されているようです。
レストランに入り、ビールと近江牛を注文。ハンドルキーパーのため飲めなかったのですが、同乗者はヴァイツェンを気に入っていました。IPAも飲んでいましたが、Punk IPAを少し爽やかに飲みやすくした感じだったようで、ブルワリーとしての実力も伺われます。
さて、見学です。遠目でしか見れませんでしたが、ポットスチルはこんな感じでした。ポルトガルのホヤ(HOGA)社製の独特の形状のポットスチルで、エデンミルなどが採用しているようです。
室内には樽がダンネージのように置かれていました。
こちらは新しく詰めたものでしょうか。Lightly Peatedの記載があります。
火入れ式で初めて詰められたミズナラ樽です。
モルトミル、マッシュタン、ウオッシュバックなどはビールと供用しております。
飲めないままの訪問だったのが残念でしたが、職人さん方が忙しなく製造管理をしておりました。今後のリリースが楽しみになる蒸溜所でした。
ボウモア 1996-2011 15年 ウィルソン&モーガン 57.3% シェリーフィニッシュ
スプリングバンク 2000 16年 UK向け
イチローズモルト 秩父 Exclusively Bottled For HBA 2010-2016 6年 59.5%
評価:A+~A++
香りはエステリーで甘い。アプリコット、アップルのコンポート、シナモン、アメリカンコーヒー、焼きたてのトースト。
飲むとしっかり熟成したプラム、ストロベリー、桃、トロピカルティー、リッチな麦のコクがあり飲み応えがあるが、粘性はそれほど多くない。
余韻はスパイシーさと、程よいタンニンとウッディネス、。
先週は体調不良か花粉のせいかわかりませんが、鼻詰まりがひどくモルトをテイスティングする機会に全然恵まれず…。週末になり少し味がわかるようになってきたので再開します。
さて今回はホテルバーメンズ協会向けにボトリングされた、イチローズモルト、2010年蒸留の6年モノです。
説明不要の秩父蒸留所ですが、以前もいくらか紹介したように、2010年ころからの蒸留はフルーティーで美味しいモルトが増えてきた印象です。フロアモルティングもはじめましたし、これからのリリースが楽しみになってきました。6-7年蒸留で、複雑さはそこまでなくてもしっかりとした熟成感が得られるのは、ジャパニーズらしいといえばらしいでしょうか。
さてこのぼとるですが、シェリーらしいアプリコットやアップルのコンポートなどと言った甘い香りや、プラムなどの赤い果実感を感じつつ、秩父原酒らしさと相まって、トロピカルティーのようなニュアンスも感じられ、かなりいい出来のイチローズモルトでした。そこそこスパイシーですが、経年変化でもっといい感じに触れるかもしれませんね。このようなニュアンスは、90年代前半のブッシュミルズなどとも似たようなニュアンスに感じます。これからのリリースも楽しみにさせてくれる一本でした。
ジュラ 1989 26年 ヘビリーピーテッド シグナトリー
評価:A+