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ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

エドラダワー イビスコシェリー OB 2000-2014 57.1%

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評価:A++
香りは煮詰めたシナモンアップル、和三盆、ダークチェリー、プルーンの砂糖漬け、アプリコット、ココアパウダー、チェリー。
飲むと近年シェリーの甘み、チェリー、チョコレート、プルーン、砂糖漬けのアップルの果実感、サワークリーム、乾いた木材、嫌みは少なく、余韻はスパイシーとウッディネス。
 
エドラダワーより、イビスコシェリー、2000年蒸留のボトルです。
エドラダワーはハイランド、ピロクトリー地区の蒸留所にあり、1825年に設立。地理的にはブレアアソールの近くにあるようですね。
スコットランドでは最小の蒸留器であることで知られ、生産量は年間約10万リットル。これは日本で言うと秩父蒸留所に該当する量になります。
2002年には4大ボトラーズの一つ、シグナトリーが同蒸留所を買収し、元ラフロイグ蒸留所のイアン・ヘンダーソン氏をマネージャーに抜擢しています。どうやら1998年にはブレンド用に回していたモルトシングルモルトに回すなどのことをしていたようなので、おそらく98年ころからシグナトリーの介入は始まっていたのでしょう。
 
元々エドラダワーといえばクリーミーな味わいに、石鹸のような独特な香味:パフュームが見られるのが特徴的でしたが、2014年ころからは、日本のモルト界隈で脱パフュームの噂がちらほら出始め、再評価されつつある印象です。どうやら2000年前後より脱パフュームという話が通説で、シグナトリーが蒸留所の掃除をしたためにパフュームがなくなったと言われています。実際には98年ころからシグナトリーが介入していたようですので、説が正しければ98-99年蒸留あたりより脱パフュームがみられるはずです(実際、99年イビスコシェリーは脱パフュームしていたのを確認しています)。
 
さて、このボトルですが、2000年蒸留のイビスコシェリーです。このボトルは99年蒸留や2001年蒸留よりも色が濃い!と、数か月前にネット界隈の一部で噂になっていた記憶がありますが、たしかにこのボトルは前後のイビスコよりもこってりとした味わいです。近年系のシェリー感をふんだんに味わえ、嫌味の少ない甘味に、サワークリームのような独特のエドラダワー感が感じられます。イビスコシェリーは価格が上がってきていますが、こんな嫌味のないシェリーカスクがこの価格帯で飲めるのはたしかに良いですね。シェリー好きな方には是非オススメしたいボトルでした。評価は悩むところですが、複雑さはないもののシェリー好きの方にはおすすめと言うことでA++としておきます。