オーヘントッシャン ディスティラリーカスク 2005-2017 59.8% #135
評価:A+
香りはダークチェリー、プラム、アップル、レーズン入りのチョコレート。
飲むとダークチェリー、アメリカンコーヒー、ナッティ、シナモンチュロス、嫌みのないレベルでのウッディネス。余韻はスパイシーで厚みがある。
オーヘントッシャンより、蒸留所限定のディスティラリーカスクです。2005年蒸留の12年もののPXカスクというなかなか市場では見かけない珍しいスペックです。お世話になっているバーのマスターがつい最近までスコットランドに行っており、現地で仕入れてきたので、早速いただきました。
飲んでみるとダークチェリーやプラムといった果実感や、シナモンやビーンズといったらしい要素が色々と感じられます。短熟ですがしっかりと仕上がっており、まとまりもあり複雑さもしっかりとあります。以前記事にした1992のオーヘントッシャンとも似たようなニュアンスもあり、オーヘントッシャンのシェリー熟成はこういうニュアンスが多いのかもしれないな、と思いながら飲んでいました。
前回の記事でも話題にしましたが、オーヘントッシャンは現在でも三回蒸留を行っております。短熟でも仕上がりがいいのはその影響かもしれませんね。オーヘントッシャンのディスティラリーカスクは良いものが多いと聞いていましたが、流石のナイスチョイスなカスクでした。