ブナハーブン 18年 OB 46.3%
ブナハーブン 1988-2016 28年 single malts of scotland 46.8%
オスロスク1993-2009 43% Gordon & Macpail Connoisseurs Choice
ブッシュミルズ21年 40% OB 2014年ロット
評価:A+
どうやら2014年にアイリッシュウイスキーの定義が変わったようで、麦芽の使用やライ麦までの使用率が定められたようです。
使用率に対する文献はアイルランド政府の法令をそのまま引っ張ってきているので間違いはなかったのですが、呼名を昔のままで作ってました。お詫びして訂正致します。
海外版Wikipediaも文章を省略して記載されているので、法令をそのまま引っ張ってきますと、
“Pot Still Irish Whiskey/Irish Pot Still Whiskey” is defined as a spirit distilled from a mash of a combination of malted barley, unmalted barley and other unmalted cereals. The mash must contain a
minimum of 30% malted barley and a minimum of 30% unmalted barley and be:
となっていますので、改正点は、①「Single pot still」の呼名の廃止と②malted barleyとunmalted barleyはそれぞれ30%ずつ使用、ライ麦などの雑穀は5%以下にすること。
で間違いなさそうです。
日本語での言及はこのブログに記載されているという情報を戴きました。
某資格教本では、この定義後の発行ですがまだ掲載されていなく、現在の法令と矛盾した記載がまだなされている(レッドブレストではモルトと未発芽大麦を5:5~8:2で使用という記載あり:2014年以前ならこの使用方法は法令上OKなはずです)ので、次回までには加筆修正が欲しいところです。
というか、レッドブレストが未だにSingle pot still whiskeyを名乗っているのが混乱の元なんだよ!と思わなくもないですが、もしかすると定義でこうなってしまった以上、Pot still Irish whiskeyを名乗れないのかも?と思ってしまうところもあります。どなたかお詳しい方、ご教授戴ければ幸いです。
ブッシュミルズ21年 40% 2015年ロット
評価:S
トマーティン 1993-2010 17年 BBR 復刻ラベル
評価A+(写真掲載忘れてました…すみません)
香りは赤い果実やウッディ。桃の皮、砂糖漬けのアップル、プルーン、バニラ、古い家具、木イチゴ、ナッツ。
飲むとリッチでフルーティー。蜂蜜、熟れたアップル、キウイフルーツ、バニラ、古めの家具、濃いめに淹れた紅茶、ヘーゼルナッツ。余韻は長くスパイシー。
BBRの復刻版ラベルのトマーティン1993-2010 17年熟成です。一年ほど前に近くの酒屋で見かけて買った一本。トマーティンも最近この年代のボトルが出なくなりましたが、中々出来の良いボトルが多い印象です。
全体的にトマーティンのフルーティーさと赤い果実感、紅茶のような程良いタンニンが合わさったニュアンスで、往年の76とまではいきませんが、トマーティンのこのようなシェリーとフルーティーが融合したタイプのは好みですね。残り少なくなってきましたが、大事にのみたいと思います。