ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ブレアアソール 1989-2012 22年 シグナトリーヴィンテージ 50.0%

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評価:A
洋梨、オレンジ、クリーム、ウッディ、バニラ、麦芽、スパイス、わずかに溶剤、
飲むと軽い口当たりに、バニラ、オレンジ、シトラスの柑橘感が軽く現れるが淡くすぐに消えていく。余韻は短く、ウッディな渋みを感じる。
 
シグナトリーからリリースされた、ブレアアソールの22年です。
ブレアアソールについては、当ブログでも何度か触れていますが、南ハイランドはエジンバラの近く、エドラダワーの近隣にあるパース州ピトロッホリーという街にある蒸留所で、この地域は有名な保養地らしく、昭和天皇が皇太子時代に訪れたり、夏目漱石が療養したとも言われています。現在はディアジオ社の傘下となっており、花と動物シリーズでもおなじみの銘柄と思います(カワウソの絵が印象的ですね)。
シェリー樽のリリースが多い印象ですが、これはホグスヘッド表記で、飲んでみるとかなりあっさりでプレーンな原酒かなあという印象でした。
 
ただこのボトルに関しては、短熟感こそないもののあんまりこれと言って華やかな感じもなく、多少果実香はあるもののそんなに強くないボトルでした。3rd fillなんじゃないかってくらいの薄さで…
実際、シグナトリーのボトルの中には、熟成年数の割に熟成感を感じないものがあるのは有名な話で、これもそういうボトルを引いてしまったのかなーという印象でした。
ただ、シェリー樽のモルトのプレーンカスクを飲むというのは経験にはなるのは違いなく、そういう点では一杯飲んでおくと良いのかもしれません。実際マッカランとか凄い暴れ原酒ですし。
 

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ダメ元でハイボールに。軽くて良いんだか悪いんだかという感じです。

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 ヤケクソでそこらにあったモルトを混ぜてみたら、余市の若さがすごく目立って、余市ハイボールになってしまいました。
 
慣れないことはするもんじゃないですね。まあちびちびと戴きました。