ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

2016年を振り返って

早いもので、今年も終わろうとしています。私的なところでは環境や職場が変わったり、引っ越ししたりと色々変化があった年になりましたが、皆様はいかがだったでしょうか。色々と経験することの多い1年でしたが、モルトにとっても例外ではなく、こうやってブログを始めたのもここ数ヶ月と考えると、本当に色々とあったなあと思わされます。

 

簡単にですが、モルトに関しまして、自分が経験した範囲でまとめさせていただこうと思います。まだまだ経験未熟で、特にニューリリースが追えているわけではないですが、4点について記載していきます。長いので適宜読み飛ばしながら読んでいただければと思います!

1.モルト界隈で感じたこと

 モルト界隈に関して語れるほど首を突っ込んではいないですが、ジャパニーズウイスキーであれば、新規蒸留所建設のラッシュかと思います。ウイスキーを作りたい思いで様々なところで建設が進んでいますし、ウイスキー製造の勉強をしている方も増えてきていると聞いています。今後の動向が楽しみです。ジャパニーズといえば所謂バルクを使ったウイスキーに関して物議を醸していたのも記憶に新しいです。この件に関してはどうこう言うつもりはないですが、売り方の問題はあれど、売れているウイスキーの実態や、今後のクラフトウイスキーの生産量調整を考えると、どういうところを落とし所にするのか、気になるところではあります。

 スコッチで言えば価格高騰に苦しんだ昨年でしたが、イギリスのEU離脱に伴うポンド安や、中華資本の関税の影響かオークション価格も落ち着いてきており、特に下半期はモルトが購入しやすくなりました。PBなどでポンド高のときに仕入れたと思われる、酒販関係の方々は大変なのだろうなとお察ししますし、酒販の方々は厳しいところにいいモルトを引っ張ってきたり、良心的な価格で提供いただいたりと、努力されているんだろうなと思うこともよくありました。

 モルト高騰は地域格差も大きくしているなと、地方在住としてはよく思います。東京はニューリリースが多く開栓されている印象がありますが、地方に行けば行くほど昔のボトルが残ってたり、そもそもモルトバーが少なかったり…。モルト高騰に伴う所謂「昔は良かった」的な感想を持つ業界の方々も多いのかなあ、と、お話を聞きながら思いました。オークション売却で利益が上がったのも去年までの話ですし。

 グチグチ言ってますが、今年は特に後半でコスパの高いリリースが多く、界隈で話題になったボトルも多いんじゃないでしょうか。今年のリリースで気になったボトルをこれから挙げていきます。

2.今年のリリースで気になったボトル

価格帯で幾つか気になったボトルをまとめます。

①5000円以下

  • ブラックニッカ ブレンダーズスピリッツ

  • クライゲラキ13年

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5000円以下のウイスキーはあまり飲まないのもあって評価し難いですが、この2本はかなりコスパが高い2本と感じました。ブレンダーズスピリッツに関してはあまりにも有名ですし言うこともありませんが、クライゲラキ13年はスペイサイドらしい程よい麦芽感を味わうことが出来、モルト飲み始めの人からお勧めできる良いボトルと思いました。

 

②5000円~1万円

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この価格帯で突き抜けて美味しいボトルを探すのは難しくなりましたが、この3本はおそらく殆どの方が同意されるのではないでしょうか。3本とも定価6000円程度でこのクオリティは凄いとしか言いようがないと思います。エドラダワーとキルケランは家で空いているので、いずれじっくりとテイスティングしたいと思います。

 ③1-3万程度のウイスキー

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このあたりは種類も多く、評価するのも難しいですが、印象深さという点で5本挙げてみました。

 クライヌリッシュはまさかのSAGAシリーズとのコラボ。中身も良いものを詰めており、また3本同時リリースがすべて即完売という色んな意味で凄いなあと思わされた1本でした。ラガヴーリン18年は、バイセンテナリーの中で個人的には25年に並ぶくらい好きで、ラガヴーリンらしさがしっかりと主張しながらも奥行きの良さを感じられた、凄い一本でした。

 1万円台のボトルは、TWHの詰めたボトルは好印象なものが多かったです。月イチで買わなければ行けないという縛りはありますが、どれも安定したボトリングが多かったと感じます。特にハイランドパーク2000は印象的ではなかったでしょうか。今後の近年モノのリリースが待ち遠しくなるような1本でした。

 モルト界隈のオフィシャル優勢の話は言われて久しいですが、その中でも特に唸ったのはアバフェルディ28年。9月に有楽町で開けられていて、これを飲んだ某(複数の)酒屋の店主が気に入り大量に入荷した経緯は界隈では有名なんじゃないでしょうか。

 ラストは、今年のスペイサイドフェス向けの89ファークラスです。東西の巨匠が詰めたファークラスはまだ飲めていないんですが、このファークラスも同じビンテージで滅茶苦茶美味いんです。今日このブログを書いたあとに飲みに行きますので、テイスティングできそうでしたらこちらでも掲載致します。

 

続いて、

④3万~のウイスキー

です。

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アバフェルディラガヴーリン25年は自分が言うまででもない圧倒さと思います。個人的にこれに匹敵する美味しさを感じたのがブナハーブン1976 39年です。ブナ好きなので補正はかかってることを承知の上で読んでほしいですが、ここまでシェリー感とブナ感を両立して奥深く主張してくるブナは中々ないと思います。飲めてないものも多い高価格帯ですが、このブナは隠れファンも多いと思います。

  最後に、レッドブレスト25年。メゾン60周年はいくつか飲ませていただきましたが、これがぶっちぎりでトップでした。アイリッシュのトロピカル感を感じさせつつ、アイリッシュとは思えない芯の強さ、こってりとした嫌味のないシェリー感…金が貯まればかいたい一本です。元々レッドブレストは好きなんですが、国内流通が少なく、欲しいものが買えないというのが寂しい銘柄ですよね…。レッドブレスト好きの人には悪い人がいない、というのは某バーのマスターのジョークでしたが、今後ますますアイリッシュも強くなってくると思わされる一本でした。

 

3.今年飲んだボトルで印象的だったもの

色々飲んだ中でこれ!と順位をつけることは難しいですが、いくつか挙げていこうと思います。

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まずはバロックレイドのカリラ15年。超有名な酒ですが、やっぱりこのカリラは美味しいなあと思います。札幌の銘店でいただきました。

 

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オールドで驚いたのは、ダルウィニー15年。このダルウィニーは原酒の美味しさもさることながら、驚くくらいの状態の良さです。かなり昔のボトリングと聞いていますが、これを飲めたことは幸運と思える一杯でした。

他にも色々美味しいウイスキー飲ませていただきましたが、挙げるとキリがないのでこのあたりにしておきます。

 

4.ザ・ベスト・ブナハーブン・オブザイヤー

 今年もいろんなブナをいただきました。

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今年印象的だったブナハーブンは2本です。

1.ブナハーブン1976-2016 39年 ケイデンヘッド

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もう上にも書いてますんでこれ以上書くこともないですが、大好きなブナを直で行くような美味さ。感動的でした。

 

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ブナハーブン1963

オールド感やオールドらしいシェリー感を感じながらもブナらしさを感じる、素晴らしいブナでした。

 

こうやって振り返ると2016年は本当に良いもの飲ませていただきました。2017年もこのブログとともに、どうぞ宜しくお願い致します。それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

 

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