ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

Whisky Day in Takaokaに出展しました。

先日11/19に、富山県高岡市にて開催された、Whisky day in Takaokaに出展いたしました。

このイベントは今回で3回目ですが、今回からコレクターブース(?)として、私が代表を努めているHokuriku Whisky Club(HWC)が出展いたしました。今回は幹部三人での活動でしたが、非常に貴重な経験でしたのでレポートや御礼も兼ねて記事に残しておきます。

第2回の記事はこちらを御覧ください。

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今回のイベントは生憎の雪予報、幸い雨で済みましたが、宿直明けの自分には少々キツいコンディションでした。

開催前、設営中の写真です。

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3人で70本位持ってきていたと思います。

 

自分が持ってきたボトルの目玉、としていたのは、最近のリリースで評価が高いボトルたちでした。

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ティーニニックのバイセンはその一つです。あまり目立つようなボトルではなく、わかりやすい香味というとこれ、という表現が難しいですが、意外といろんな層の方々がこのボトルを好きと言ってくださり、こちらとしても勉強になりました。取れる香味と言うのは飲んだ経験で違うと思いますが、このボトルに関して言えばあまり経験のない方でもポジティブに捉える要素があるのだと思います。

 

スプリングバンク10年、まあこれは安定の人気でした。

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どちらかと言うと珍しさから注文された方が多いように感じた、バルヴェニーのピートウィーク(ブログ未掲載)。

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後日記事にしますが、結構美味しくてコスパが良いボトルです。

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その他、当ブログ未掲載ですが、カーデュ21年やグレンモーレンジィのアスターなんかも人気でした。

 

昔の記事ですがこのハイランドパークは空きました。結構人気でしたね。

A++としてますが、今テイスティングをつけるなら間違いなく評価Sの美味しいボトルです。

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個別記事にしていませんでしたが、アバフェルディの28年もかなり評価高かったですね。

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他にも、自分のものではアードナムルッカンも結構出ていました。

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HWCの他のブースでは、カリラ25年やバルヴェニーのトリプルカスクブッカーズグレンファークラスの長熟レンジ、1990のグレンドロナック(Memory of scotland)、グレンロセス1969、ポートエレン1982あたりがよく出ていたようです。北陸でこのクラスのボトルを飲み合う機会はなかなか無いのではないでしょうか。自分も飲みたかったのですが抜け出す時間がありませんでした…。

 

しかし、お陰様で様々な方とお話ししたり、美味しいウイスキーを共有出来ました。こういう イベント出展もそうですが、地域への活動は無理のない範囲で行っていきたいです。来て下さった皆様、またイベント企画・実行戴いたNBA高岡支部の皆様、ありがとうございました!

インチガワー 1982 31年 ウィームス

 

 

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Inchgower 1982-2013 31year old
Wemyss malts single cask release
" Pears and Almonds"
Alc:46%
one of 315 bottles

評価:A~A+

香りはハニーシロップ、こもった花蜜、洋梨、スミレ、セロリ、華やかな木香、イカの燻製珍味、バニラ。
飲むとスミレ、イカの珍味、練り梅、ブイヨン、栄養ドリンク、甘いアプリコットシェリー。

スペイ川の河口近くにある港町バッキー。その郊外に1871年に設立されたインチガワー蒸留所です。1938年にアーサー・ベル&サンズ者が買収をして、それ以来ベルのキーモルトとなっていましたが、85年にギネス社が同社を買収、87年よりDCL傘下になり現在ディアジオ系となっています。

そういう経緯もあってか、ギネス買収前の70-80年代のインチガワーは結構ボトラーズでも見かけることが多く、今回のボトルも82年という長期熟成のボトルになっています。

現在となっては熟成年数の割にお買い得な価格だったので買ってみました。

 

…なんだか奇抜なテイスティングコメントですが、簡単に言うならパフュームと塩気、塩気も磯っぽさというよりはコンソメ感に近い感じ、また栄養ドリンク剤のようなケミカル感やイカの燻製珍味(いかくんです)のニュアンスもあり、言ってしまえばアブノーマル香味のオンパレードでした。

にも関わらずそこまで評価が低くないのは、バランスが割といいように思います。だめな人はダメなようですが、自分はあるなあ…くらいでなんとか飲めてしまう、ウィームスの加水の妙がもたらしたのかもしれない不思議なバランスのボトルでした。

ティーニニック 1999 17年 バイセンテナリー 55.9%

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評価:S
香りはアップルパイ、シナモンセイロンティー、白ワインビネガー、マシュマロのような甘みとクリーム感。
飲むと香り通りのアップル、シナモン、ワインビネガー、砂糖菓子やクリーム感、スパイシーで引き締めるようなウッディネス。軽やかで華やか。

北ハイランドはアルネスという街にあるティーニニック蒸留所。DCL傘下から、現在もディアジオ系の蒸留所です。数年前にティーニニック拡張のニュースがありましたが、現在はどうなっているのでしょうか。

生産量自体は多いようですが、シングルモルトのリリースは少なく、ボトラーズ以外では花と動物シリーズほどしか見ないと思います。

そんなティーニニックが今年200周年記念ボトルでリリースされたボトルがこちら。色々良い前評判を聞いていたこともあり、試しにと一本輸入してみました。

飲むとシナモンのようなスパイスや、ぶどうやアップルのようなニュアンスを感じ、樽香とのバランスがとても良いですね。元々芯の太いウイスキーではないですが、それを十分長所として活かしたような美味しさ、抽象的な表現ですが女性的な味わいで、柔らかく美味しいです。

中々腰を据えてウイスキーを飲む時間があまり取れないのですが、こういうニューリリースで美味しいボトルがあるのはうれしいですね。お値段が結構高かったのが痛いところですが、見かけたら飲んでみたい一本だと思います。

コンバルモア 1977-1994 17年 ケイデンヘッドグリーンボトル 65.3%

f:id:giny:20171104162302j:plainCONVALMORE-GLENLIVET
Aged 17 years
Distillied March 1977 and Bottled July 1994
Matured in Oak Cask
Alc: 65.3%

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評価:S+
香りはしっかりとした麦感とフルーツ、フローラル。オレンジ、梨、ハニーシロップ、ミント、旨みのある麦、高級家具、ピート、うっすらと溶剤。
飲むとオレンジ、ナッツ、濃厚な麦のコクと甘み、染み入るピート、白い花、引き締める程よいウッディネス。余韻は麦とフローラル。

 

スペイサイド、ダフタウン地区にあった閉鎖蒸留所。1893年に創業、1925年にはDCL傘下になりますが、1985年には閉鎖してしまった蒸留所です。現在、グレンフィディックなどでお馴染みのウィリアム・グラント&サンズ社の熟成庫として使われており、閉鎖蒸留の中では建物が現存しているようですね。地図で見るとなぜ同社が買ったかが分かるような近さです。

ケイデンヘッドは1842年アバディーンに創業したスコットランド最古のインディペンデント・ボトラーです。100年に渡り、創業者の元で経営されていましたが、1972年、スプリングバンク蒸留所を所有するJ&Aミッチェル社に経営が引き継がれ現在に至っています。90年代はこのようなグリーンのトールボトルがメインだったようで、当時高島屋などが扱っていたと聞いています。と言っても後ろのラベルはJISになっており、詳細は不明です。ジャパンインポートシステムは平成元年に起業されましたので、当時からこのあたりのボトラーズを扱っていたとなると、すごいコネクションだなあ、と改めて思わされます。

現在のモルトブームにあっては、80年代の閉鎖蒸留所はあんまり飲む機会もなく、今バルモアはあんまり飲んだことがに銘柄ですが、この前はMHDのニューリリースで同じ1977のコンバルモアがリリースされていました。約10万という高さのために買っていましたが、日本でどれだけの人が飲めるんでしょうか・・・。

さて、このボトルですが、私のホームバーが24周年の周年記念ということで開栓されたボトルです。口開けを飲んだ方から「これは飲んだほうがいい」と連絡が来て心待ちにしていたんですが、前評判に違わず、久しぶりに唸るような感動するボトルでした。プレーンな樽感ですが、ボトリングから23年程度、奇しくもホームバーとほぼ変わらない時期からの瓶熟により、かなりこなれた麦感やフルーツ感を感じ、状態もハイプルーフのおかげか抜群のコンディションで、奥深く慈悲深いモルトでした。思い出してテンションが上がってしまい、話がまとまらなくなってしまいますのでこのあたりにしておきますが、大変おいしいモルトでした。遅くなりましたが、24周年おめでとうございます!

 

スプリングバンク10年 2017年 新ラベル 46%

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スプリングバンク 10年 2017年リリース

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評価:A++
香りはオレンジ、桃、パイナップル、べっこう飴、ハニーシロップ、バニラ、なめし革、月桂樹、焦げ感のあるピート。
飲むとオレンジ、ハニーシロップ、バニラ、潮気と出汁感、程よい樽香とピート。

 

スプリングバンク10年、今年ニューラベルになったボトルです。
現行のスプリングバンクは結構どれもおいしいですが、特に今回のニューラベルの10年は国内外で話題になり、英国でも購入制限が置きているほどです。

そんな状況ですので、当然日本国内の割当はすごい少なかったようです。
今回、英国の酒屋から直輸入で一本、国内でもなんとか一本手に入れることができました。ロット差がないかと心配されていましたが、あまり心配は必要なさそうです。オレンジや桃など、フルーティーさのしっかりした、美味しいボトルです。

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前のテイスティングコメントを水にテイスティングしてみましたが、割と似ていますし、自分も違和感は感じませんでした。スプリングバンクはロットでかなり味が違ったりすることが多いので多少の違いやブレはあると思いますが、まあどれも美味しいですし、そのへんもご愛嬌なのかもしれません。


スプリングバンクは世界的に需要が高まっている人気のボトルですが、J&Aミッチェルは増産をする気はないようです。他社が機会化でどんどん増産している一方で、同社は地元貢献を第一に掲げているようで、昔ながらのやり方をかえていないと聞きます。昔のウイスキーは美味しかった、今はどうこう、、、といった話はありますが、一説によるとフロアモルティングによって、モルトのばらつきが増えるため良くなるんじゃないかという話もあります。他方ではフロアモルティングによって麦芽のばらつきが減るという話も聞きますし、何が正しいのか結論付けるのは難しいですが、そういう昔ながらの製法を続け、美味しいウイスキーを輩出している蒸留所の存在は、なぜ美味しいウイスキーが出来るのか、色々と考えさせてくれますね。今年のコスパ良いボトルの代表だと思います。見かけたら是非飲んでみてください。

MOON GLOW(ムーングロウ) 10年

 

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MOON GLOW
Aged 10 years
Blended Whisky


評価:A+
香りはナッツ、バタークッキー、オレンジ、しっかりとした麦芽、水飴、少し焦げ感のある樽感、グレーンの甘味。
飲むと麦芽の甘み、オレンジ、ローストしたナッツ、軽い焦げ感、レモンクリーム、うっすらとしたピート。

 

富山県砺波市にある北陸唯一のウイスキー蒸留所、三郎丸蒸留所。クラフトウイスキーブームやクラウドファインディングなどから新規蒸留所と思われている方もいそうですが、1952年より続く歴史のある蒸留所で、このブログでも何回かご紹介させていただいています。今年より銅製のポットスチルへの切り替えも行っていますし、今後も設備導入などを行っていくようで、PJの稲垣さんと面識があることを差し引いても、個人的に今後が楽しみな蒸留所の一つです。

ウイスキーの仕込みは日本酒の仕込みをしない夏場のみに行うため、今年の仕込みはもう終了したとのこと。こういう合間を利用した仕込みは、江井ヶ嶋酒造と似たところを感じます。

さて、今回のMOON GLOW 10年はその三郎丸蒸留所限定で販売されたウイスキーで、ラベルには若鶴酒造らしく鶴のイラストが印象的です。今回は若鶴酒造の関連会社が経営しているモルトバー、ハリーズ高岡さんでいただきました。ハリーズさんで前々から飲みたかったのですが、やっと伺えたときでも諸事情で飲めないことが多く、念願の来店でした。

いただいてみるとモルティさやナッツ、水飴っぽい甘みに少し焦げ感や熟成感を感じることが出来ます。バランスの良いモルトに、嫌味にならないように三郎丸原酒を上手くブレンディングしているように思います。元々ピート原酒での仕込みにステンレス製のポットスチル蒸留、オールマッシュ…といった独特の仕込みで蒸留された原酒ということもあり、そのままのシングルモルトでリリースしても美味しいものは当然あるんですがが、このようにブレンドのアクセントとすることで、裾野を広げたり、長期熟成のモルトを上手く活用しているように思います。

話を聞いてみるとブレンデッドといいつつもモルト比率はかなり高いようで、グレーンはむしろチグハグ感が出ないための役割として使われているような印象でした。今後発展していくであろうジャパニーズクラフトウイスキー分野、このようなリリースも極力頂きたいものです。

 

※11/18追記

酒屋でも販売されたそうですので、タイトルから蒸留所限定の表記を削除しました。

Whisky Day in TAKAOKA 2017 autumnに出展することになりました。

2017年3月に、第2回Whisky Day in Takaokaというイベントがあったのをご存知でしょうか。梨の被り物をプライベートでしている某酒屋さんがセミナーを行ったりした、小規模ながらも結構楽しめたウイスキーイベントでした。

イベントレポもちゃっかり作成しています。

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そのイベントですが、来月11月19日に第3回が開かれる事になりました(半年に1回というわけではなく、今後秋に開催されるようです)。

一方、ここで表立って宣伝をしていませんでしたが、実は今年に入り北陸ウイスキークラブ(HWC)という愛好会を立ち上げました。北陸という地域で美味しいウイスキーが末永く飲めるようにするため、ウイスキー文化を向上させるという目的で作った愛好家団体で、テイスティング会や持ち寄り会など、まずはいろんなウイスキーに触れ合う機会を作ることを目的としています。北陸在住の一般の方で、HWCにご興味のある方は是非ご連絡戴けますとうれしいです。

話が脱線しましたが、今回このウイスキー・デイ・in 高岡に、HWCとしてコレクターブースを出展することになりました。私と幹部2名の3名が、ボトルを持ち寄り飲んでいただくブースを用意する予定です。

ここで紹介されているボトルや、これから紹介予定のボトル(テイスティングだけ書いてまだ記事にできてないものがいくらかあります)を持っていく予定ですので、地理的な問題はありますが、是非ご都合合いましたらお越しいただければと思います。


詳細は会場となる高岡駅地下:クルン高岡のHPや、NBA高岡支部Facebookなどをご覧ください。またモルトヤマの下野さんもブログでご案内しております。今年もセミナーをやられるという噂を聞いております。詳細が発表され次第、こちらでも宣伝させていただきます。決して大きなイベントではないですが、前回のイベント以上のものになるよう、出店側としてやっていきますので、是非お越しくださいませ。

Whisky Day in TAKAOKA 2017 | curunTAKAOKA B1

WHISKY DAY in TAKAOKA 2017 Autumn 11月19日(日)開催決定 – シングルモルト通販モルトヤマ 店主のブログ