ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ハイランドパーク 1973-2007 OB 日本向け #8354 44.5%

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HIGHLAND PARK 1973-2007
Official Bottle
Cask:#8354
Alc:44.5%
Cask: American oak cask - refill hogshead

評価:A++
香りは白い花、ナッツ、ハニーシロップ、ホイップクリームとバニラアイス、華やかな木香。
飲むとライトで比較的ドライなテクスチャー。花蜜、オレンジオイル、ホイップクリーム、バニラ、麦のコク。

 

オークニー諸島はカークウォールにあるハイランドパーク。スコットランド最北の蒸留所として知られており、北緯はほぼ59°近くまであるようです。
その地理上、植生はヘザーと言われるツツジ科の花がメインのようで、それが堆積して出来たピートは蜂蜜やフローラルなニュアンスが与えられるといわれています。

最近ではオフィシャルボトルのラベル変更などもあり、エドリントングループの高級路線に乗っかってきている感じがしますが、まだボトラーズは比較的安価で美味しいボトルがありますから、今のうちに確保しておきたい、ハイランドパーク好きなら確保しておくラストチャンスなのかもしれません。

このボトルは色々とあってウイスキー文化研究所(当時スコットランド研究所)の土屋守氏が引っ張ってきたボトルの一つです。何本かあったように思いますが、そのうちの一つのボトルです。何度か飲んでいますが、テイスティングコメントを書いてみました。

白い花や蜂蜜、クリームのような柔らかな甘さはハイランドパークらしい一方で、あまり力強さは感じられず、少し軽めのボトルだったのが印象的でした。ハイランドパークらしいかといわれるとボディは軽めな感じがしますが、シングルモルトとして十分美味しいモルトでした。こういう感じでクリーム感が出てくるボトルは好みです。今となってはもう中々見る機会がないボトルですが、よく行くバーではひっそりとボトルを出してくれており、大変ありがたいです。