ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

グレンドロナック 1968-1993 25年 43% OB

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評価:S~S+
香りは陶酔感のあるシェリー香、プルーン、白ワイン、柔らかくもしっかりとした麦っぽさ
飲むとアプリコット、プラムジャム、白ブドウ、コニャック、やや強めの樽感、グラノーラ、蜜豆、うっとりする長めの余韻。

グレンドロナックの1968年蒸留、1993ボトリングの25年ものです。
グレンドロナックは、アバディーンのハントリー郊外にある蒸留所で、過去にはスペイサイドとも分類されていましたが、現在はハントリーより東を東ハイランドとする分類が一般的です。

1826年に地主ジェームス・アラダイスによって創業されたこの蒸留所ですが、その語次々と買収され、1960年にはウィリアム・ティーチャー社が買収、ティーチャーズの原酒として使われていた経緯があります。その後アライド社に買収され、1996年までフロアモルティングを実施していました。同年に蒸留を停止、2002年より蒸留再開となり、2005年までは石炭直火蒸留をしていた蒸留所としても有名かと思います。2005年にはアライド・ドメック社からペルノ・リカールへ、2008年にはベンリアック・ディスティラリーズによる買収があり、次々とシングルカスクが発売されたのは記憶に新しいと思います。2016年4月28日にはジャックダニエルのオーナーであるブラウン・フォーマン社が買収し、今後はシングルカスクのリリースはほぼ見込めないのかもしれませんが、いまのところ大きな動きはないように思います。原酒不足はどこの蒸留所でも言われていることですし、ドロナックに限ったことではないのかもしれません。

さて、このボトルは1968年のグレンドロナックのボトルになります。ベンリアック・ディスティラリーズが所有していたときの最古のビンテージが1968年と聞いたことがありますし、実際1968年のリリースは過去には多数あり、例えばANA免税店向けのドロナックなどは有名なのではないでしょうか。このボトルはANA向けではありませんが、同ビンテージの原酒とのことで、非常に期待してテイスティングさせていただきました。
43%のリリースでおそらく加水ですが、加水を思わせない陶酔感のあるシェリーや果実香、葡萄の皮や白ワインのようなフルーティーさが複雑に広がり、飲んでいても同様の複雑な果実香や、豆っぽさを感じます。このレベルは特に客観的に評価できるレベルではないんですが、某所で点数をつけられるなら90点後半に行くか行かないかといったところでしょうか。ともあれ、非常にレベルの高いドロナックでした。