ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

グレンカダム 1973-2013 39年 ウイスキーエージェンシー パーフェクトドラム 44.1%

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評価:S

香りは長熟エステリーの香り、メロン、梨、白い花、アプリコット、オレンジキャンディー。
飲むと洋梨、キウイフルーツ、コクのある染み入る麦の甘み、ポッピングキャンディー、クリーミー、余韻はスパイシーでややしっかり目の樽感。

 

東ハイランドはグレンカダム蒸留所より、1973年蒸留、39年熟成、数年前にリリースされたエージェンシーのパーフェクトドラム、らしい長熟のスペックです。


アンガス地方の中心地、ブレチン地区にあるグレンカダム蒸留所、昔はノースポート蒸留所が存在していましたが、現在は閉鎖されています(ブレチンという名前でボトラーズからリリースされていたこともありました)。
グレンカダム蒸留所は1825年に創業されたとされますが、諸説ありここでは省略します。所有者は次々と代わり、1893年にギルモア・トムソン・カンパニーに売却され、glencadam distillery ltd.が創立されました。
1954年にはスキャパ・プルトニーと共にカナダのハイラム・ウォーカー社が買収し、1959年には改修工事が行われています。その後、アライド・ドメック社の所有となり、蒸留休止をしていましたが、2003年にはアンガス・ダンディー社が買収し、2007年にはブレンド施設を増設しています。2016年1月にはブレチン地区の洪水により、熟成樽には影響は出なかったものの電気系統のトラブルで一時休止に見舞われていました。
実際の酒質は、大地のクリームと称されるほどクリーミーで、バランタインの七つの大柱、キーモルトとしても有名です。

 

さて、このグレンカダムですが、らしい長熟エステリー香が漂い、メロンや梨、アプリコットキウイフルーツなどといった多彩なフルーツ香や、キャンディ系の甘い香味があり、また程良い麦感や樽感も嫌みなく感じられ、複雑さに寄与している印象で、さすがと言わんばかりの素晴らしいモルトでした。ややオールドっぽいニュアンスもあり、十分な陶酔感もあります。
個人的にグレンカダムは思い入れのあるウイスキーで、あんまりモルトを知らなかった頃に、G&Mのコニサーズチョイスの美味しさとコスパの良さに、何本か買った思い出があります。70年代のかダムは久しぶりに飲みましたが、素晴らしい出来のモルトでした。またどこかで出会えればいいなあと…