ブナハーブン 1998-2016 17年 SMWS 2nd Fill Sherry Butt 55.8% "10.85"
評価:A
香りは、レーズン、オイリー、しっかりめのサルファリー、養命酒、少し磯っぽさ、燻した青魚。
飲むとかなりスパイシーでちぐはぐ、プルーン、潮っぽさ、強く煮出した小魚の出汁、魚油、サルファ、オイリー、強めのスパイシー。
SMWSより1998年蒸留のブナハーブンです。ソサエティと言えば会員制のボトラーズブランドで、最近ウイスク・イーからソサエティ・ジャパンに変わったことなどで、愛好家の中でも話題に事欠かない(そうなってしまった?)ボトラーズです。スペックに印象を左右されないようにと、蒸留所名は伏せられ、数字でナンバリングされたボトルが印象的です(日本法人になって、蒸留所名は出されてアルコール度数出されなかったりと、ちょっとバタバタしているようですが、時期に落ち着くでしょう…)。とは言え実際にはコード一覧が至る所で散見されており、「SMWS コード 一覧」などで検索すれば何のボトルか大体分かります。
今回はそこから10.85という、ブナハーブン蒸留所を取り上げます。1998年蒸留のブナハーブンはあんまり見たことがアリませんので、それだけでも中々珍しいなと思いますが、ブナシェリーらしくいい色をしてるんですよね。どんなブナか気になっていました。
飲んでみると、というか飲む前からサルファーがしっかりと…うーん、サルファはあんまり得意じゃありません。ブナハーブンらしい磯っぽさや魚油っぽいニュアンスもありますが、全体的に紹興酒や養命酒のようなハーブ感のあるニュアンスに、飲んでも若干チグハグな印象が否めませんでした。
自分はあまり好みのものではなかったですが、経年変化でどうなってくのでしょうか。また海外ではミーティーということで許容範囲なんでしょうかね?気になる所です。