ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ウエストコーク10年 カスクストレングス 57.3%

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評価:B+~A

香りは、ラムネ菓子、若い麦の香り、パッションフルーツ、ライム。
飲むと華やかで軽やか、オレンジ、若々しく軽やかな麦、メロン、香草、若干のケミカル感や紙っぽさ。余韻は長く、花の香り。

アイリッシュウイスキーより、ウエストコーク蒸溜所です。

ウエストコーク、全然情報がありませんが、ミドルトン蒸溜所の近く、アイルランドの南にあるコーク州西部の海岸にウエストコークという地区があり、そこで2003年から設立された蒸溜所のようです。元スプリングバンク蒸溜所のマスターディスティラー、フランク・マッカーディ氏をアドバイザーとしているようですが、どれほど関わっているんでしょうか…。ウイスク・イーさんが輸入代理店で、時々日本に引っ張ってきているみたいですね。

アイルランド産の麦芽で製造しているようですが、Irish pot still whiskeyではなく、あくまでシングルモルトとしての生産をしていて、日本にはカスクストレングスと10年が流通しているようです。

こちらはシングルカスクで、このボトルの情報が全然ないんですが、ラベルを見る限り、1st fillのバーボンカスクで10年熟成したボトルで良さそうです。

 

実際の香味ですが、香りはラムネ菓子やツンとする若い麦の香りが主体ですが、パッションフルーツやライムなどのバーボンカスク由来であろう香味も見られます。ただ飲むと若々しい麦感や紙っぽさ、香草の独特の香味があり、人を選びそうな味です。一方でメロンや花、オレンジっぽさもあり、こなれてくれば良い要素もありますし、ものによってはかなり美味しいモルトもできそうですし、今後の変化では美味しくなるのかもしれません(年単位でかかるとは思いますが…)。

ちょっと自分には合わないボトルで、普段こういうのはあんまり掲載しないんですが、面白いボトルでしたので掲載してみました。他のラインナップがどんなものなのか、気になるところではあります。