ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

イチローズモルト秩父 single cask PX For MMWM 2014


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評価:A+ 

香り プラム、チェリーブランデー、キャラメル、レーズンバター、ドイツパン。
飲むとフルーツとスパイスが混ざり合う。レーズン、ジンジャー、りんごのコンポート。余韻はスパイシーでオーキー。

 

イチローモルト秩父より、2014年のモダンモルト向けのボトルです。

2010年蒸留、2013年に2nd caskの表記があるので、ダブルマチュアードまたはカスクフィニッシュ的な位置付けかと思いますが、記載には PX SHERRY spanish Oak Hogsheadとなっており、2nd caskの詳細は不明です。

 

プラムやチェリーブランデーのような香りや、ちょっとスパイスを感じる果実感はまさにスパニッシュオークでペドロヒメネスの甘味が混じり合った結果なんだろうと思いますが、3年熟成という熟成の短さが影響しているのか、そこまで嫌味に感じられず、若さもそんなに感じないところまで熟成しており、良いところてまボトリングしたのかなと思います。

2010年蒸留ころから、秩父はフルーティーが目立つようになってきて、原酒も洗練されているように思います。これからのリリースにも期待ですね。