サマローリ ’S PEATY 1995 ブレンデッドモルト for Whisky Live 2014
評価:A+
香りはヘザー、メープルシロップ掛けのパン、バニラ、少しのウッディネス、ピーティ。
飲むとソルティ、ヘザーハニー、クラッシュナッツ、ウエハース、僅かにグラッシー、アニス。程よいピートに引き締めるウッディネス。
Peatyと銘打ってはいますが、ピート感だけではない麦芽やハニー感、塩っぽさやナッツなど、ピートだけに留まらないバランスの良さがあります。心なしかハイランドパーク感もありますし、ラフロイグ感も見られます。十分美味しいボトルでした。
今更このブログで取り上げるものでもないのでしょうが、先日サマローリ氏の訃報が届きました。このボトルはサマローリ氏が関わっているボトルではないですし、最近の飲み手で地方在住で、サマローリの伝説のボトルを飲む機会もないまま、こんな日を迎えてしまいました。
それでも、ホームバーのマスターはサマローリの伝説のボトルを過去に飲んでいて、サマローリが心底好きで、あんまりモルトを飲んでいないときからも「サマローリはすごい!」と現行のサマローリを飲みながら、それでも美味しさを共有させていただいたものです。
そんなサマローリ好きに育てられていたこともあり、なんというかテレビのヒーローのような、ふんわりした存在でしたが、そうやってモルトが好きになった人々もたくさんいるでしょうし、それで好きになった人に育てられた、そんな繋がりを感じます。
そんな状況って何処かで聞いたことがあるな、とふと思いついたのが、斉藤和義の「僕の見たビートルズはTVの中」。
昨日はこれを流しながら、サマローリ氏に献杯とさせていただきました。