ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

秩父ウイスキー祭に行ってきました。

2月19日は秩父ウイスキー祭でした。

総勢3200名ほどの来場者だったようで、実際会場もすごい熱気でした。

個人的な行動としては、ウイスキー祭よりもその前後に飲んだウイスキーの量が多くて色々印象に残ってしまいましたが、それは追々記すとして…まずは当日の様子と気になったものを幾つかピックアップしていこうと思います。

先月名古屋も行ったことですし、連日飲んでいてフラフラだったこともあり、そこまでじっくりと回っていませんがご了承下さい。

また、名古屋以上にブースが混雑しており、写真撮る余裕がないところもありましたので、そこもご勘弁下さい。

今回、仕事もありまして秩父は昼頃から参加しました。あたらなさそうな祭ボトルのくじ引きを済ませ、当然当たらず、そのまま試飲会場へ。

名古屋以来のブラックアイルマンさんを横目に、マッシュタンさんのブースへ。

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クライゲラキを頂きましたが、上質なバーボン系で、オレンジやハニーシロップなどの香味も感じられ、良いボトルでした。多分もっと開いてくると複雑さが増すのかな、と思いますし、どこかでじっくり飲んでみたいボトルです。

こちらのブースでは、ウイスキーファインドという台湾の振興ボトラーズのボトルも何本か試飲でき、ブナハーブンを戴きました。

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87ビンテージのブナがまだ残っていたことに驚きですが、どちらかと言うと上質なシェリー系のブナハーブンで、ブナらしいエグみとかはそこまで感じないきれいなボトルでした。

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しっかしラベルが格好いいですね。

取扱はブラックアイルマンでお馴染みのキムラさんとのことです。

 

お次はハイランダーインさん。

クライゲラヒと中野坂上の東京に2店舗を構える同店ですが、そこでは気になっていたこのカリラとベンリネスを頂きました。

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このカリラ、82年蒸留ですがらしいフレーバーで、ピート感と塩素っぽいニュアンスが共存しています。美味しく戴けました。

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ベンリネスらしい華やかなボトルで美味しかったです。

日本には流通するんでしょうかね?

 

続いてエイコーンさんのブース。

前日にも池袋のウイスキープラスに行って2本くらい買ってしまいましたが、良いボトルセレクションするのは流石ですよね。

マッカランを戴きました。1876レプリカは約5年前のリリースかと思います。

オールドシェリー感があって美味しいボトルでした。これは良いマッカラン

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また、写真のっけてないですが、新製品2つもかなりできの良いボトルでした。

ミルトンダフはミルトンダフらしい?スペイサイドの素朴な麦感、ドイツパンのような麦芽のニュアンス。麦の甘みもあってらしいボトル。とにかくムギムキ系。こっからフルーツ感も出てくるかもしれませんし、ムギムキ系は好きなので好みでした。

 

グレングラントはメモしそびれてますが、グラントらしい良いボトルだった記憶があります。

 

ePowerさんからスコッチユニバース。

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こちら知り合いにプレゼントしたのに飲んでなかったので飲んでみたかったものでした。NAですがカスクで飲みごたえありますし、そんなに嫌味のあるものでもなかったです。普段のみでこの価格ならかなり良心的なボトルじゃないでしょうか。

 

三洋物産さんからアンノック22年。

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前々から気になっていたんですが、アンノックらしい軽やかで華やかなシェリーでした。欲を言えばカスクなら凄く飲みごたえあったんじゃないかと思いますが、嫌味なくバッティングで仕上げているのはさすがオフィシャルです。

 

マルスさんからは津貫エイジング。確かに洋梨などのエステリー感あってよくできてました。マルスモルテージの3+25を思わせる香味もありましたし、津貫熟成が楽しみです。

信濃屋さんは他所でも色々報告あると思いますので詳しくは割愛しますが、チェックメイトアイリッシュは非常にアイリッシュらしくいい感じのボトルでしたし、ファークラスも二本ともファークラスの上質な、性格の違う2樽で好みでした。個人的には2005が好みでしたが、どちらも素晴らしいカスクだと思います。最近ファークラス良い物出過ぎててちょっと麻痺してますね…

あとは厚岸蒸溜所のニューメイク。あんなにスイスイ飲めるニューメイクは始めてでした。今後どんなウイスキーが出来るのか今から気になっています。

その他、JISさんもいろんなボトルを無料試飲できたりと、楽しいボトル多かったですねー。

 

個人的にマストバイと思ったボトルは、ウイスク・イーさんのボトルでした。

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セレブレーション・オブ・ザ・カスクの1991オーヘントッシャン

嫌味のないカカオマス、スパニッシュですがギリギリの熟成感で、樽の嫌味が出ないレベルで纏まっています。

オーヘンらしいかというとちょっと疑問ですが、オーヘンのシェリーやトマーティンのシェリーなどに時々ある、ダージリンティーのような紅茶のニュアンスも垣間見えます。とりあえず1本頼みましたが、まだ買うかもしれません。そんなボトルでした。

祭の前後も結構楽しめたので、祭のレポは名古屋程ではないですが、本当いいイベントでした。

当日券頒布なしの判断は正解だったと思います。何なら今でも多いくらいですし、会場のキャパ的に限界だと思いますが、こういう形で一つの街が盛り上がっているのは、多少大げさな言い方ですが、一つの文化が作られている過程を見ているような気がしますし、街全体での盛り上がりっていうのは良いものでした。

後日、前後に飲んたモルトをちょっとずつ上げていこうと思います。なんせ大量に飲んだので体がまだ回復していません…