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ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマン(20代)が、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

【初心者向け】ウイスキーの飲み方色々

初心者向け

久しぶりにテイスティング以外のこともまとめておこうと思います。今回は初心者向けということで、以前ボトラーズとオフィシャルの違いをまとめましたが、今回はウイスキーの飲み方についてのまとめです。まあ今更感はありますが、お付き合いくださいませ。

1.ウイスキーの飲み方がこんなに多いのは日本だけ?

 最初に一つはっきりさせておいた方が良さそうなことがあります。まず、こういう飲み方が通だとかこういう飲み方は駄目だという話がありますが、何が良い悪いというのはあんまり関係ないと考えて良いでしょう。それ以前に前提として、飲み方をあーだこーだいうのは若干怪しいなというのもちょっと思ったりします(無知なだけだったらごめんなさい)。

 手元にあるWORLD WHISKY(日本語訳でウイスキー大図鑑として販売されている本です)では、飲み方についての指南はあまりなく、あくまで"Tasting"としています。そこには、「ストレート(ニート)でウイスキーを嗅ぎ、飲み、加水をして変化を楽しみましょう」といったニュアンスのことが書かれています。逆に言えばこれしか書かれていなく、スコットランドではこのような飲み方が一般的と考えていいでしょう。

 日本でここまでウイスキーの飲み方が発展したのは、恐らく最王手のS社が販促として飲み方を指南したのが始まりかと思われます。

2.実際の飲み方

①ストレート

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ニートとも。その名の通り、ウイスキーを薄めずに飲みます。カスクストレングス(樽出し)でなければウイスキーは度数調整され販売されるのが一般的で、スコットランドの法律とも照らし合わせると、40度~程度のアルコール濃度で飲むことが多いでしょう。慣れてくるとカスクストレングスで60度超えてても気にせず飲めるようになってきます。

ストレートで飲む際には、隣に水の入ったミニジャグがつけられて、ゆっくりと自分のウイスキーの中に少し入れることで好みの度数に調節していくのがスコッチ的な飲み方です。勿論加水しなくてもOK。

飲むグラスは色々あります。グレンケアンや国際テイスティンググラスなどが有名ですが、Quaichという盃のようなもので飲むという手法もあるようですね。自分はホームバーでも採用されているグレンリベットやアードベッグのスニフターグラスが好きですが、他にもリーデルのコニャックグラスなんかも好きです。他にも最近ですと創吉グラスや木村硝子なんかも最近有名なんじゃないでしょうか。

Quaich - Wikipedia

②トゥワイスアップ

水とウイスキーを1:1で混ぜる、といったものですが、このトゥワイスアップ、考案はどうやら日本人のようで、それこそS社がウイスキー販促のために作った飲み方のようです。実際に海外のブログを見ると、「mizuwari」の一部として紹介されていますね。海外ブログどころかyamazaki.jpでもそんな紹介されている一方、本格的な飲み方としてトゥワイスアップを勧められるのはちょっと違和感があるといえばありますが。まあ1:1というシンプルな飲み方はわかりやすいですよね。

自分は殆どしませんが、香り立ちが良いとは言われます。加水による変化もそうですが、混ぜたことで溶解熱が発生し、温度が上がるため香りが広がるのではないかという説があります。実際に実験させてもらったことがありますが、平均で5度くらいの上昇がありました。

www.japanese-whisky.com

theyamazaki.jp

flaviar.com

③水割り

1:1よりも多い水で割る、だいたい30-45mlを割って180mlとかにするのが一般的でしょうか。伸びる味と伸びない味があるので、割ってみないとなんとも言えません。自分はあんまり好きではないですが、日本ではかなりポピュラーな飲み方ですよね。竹鶴政孝氏も晩年はハイニッカを水割りで飲んでいた、という話もありますし、良い飲み方なのかもしれませんね。

④ロック

丸氷やクラッシュアイスで飲む方法。昔からウイスキーはロックというイメージが強いですが、個人的には香りが広がらないのであまり好きではありません。一方で、口当たりはまろやかになりますので飲みやすくなります。丸氷だと表面積や摩擦が減って、溶けにくくなるのはいいですよね。

ロックに関しては、MHDのタリスカーのサイトが中々参考になります。

talisker-online.jp

⑤ミスト

クラッシュアイスで冷やすやり方です。バンバン溶けていきますがそれがまた良いです。ロックはあまり飲まない自分でも、ミストは好きだったりします。
最近は最低気温が20℃を超えるとビールにシフトしてしまう自分ですが、タリスカーを冷凍庫で冷やし、クラッシュアイスで近々に冷えた銅製のグラスにタリスカーとブラックペッパーを入れるという飲み方がありまして、中々美味しいです。確かタリスカーフローズン スカイミストとかいう名前で、MHDが販促していた記憶があります。昔は良く頼んでいました。そういえばタリスカーさん、最近ミストの販促しなくなりましたね。

⑥ソーダ割り(ハイボール

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 ハイボールは元々は蒸留酒やリキュールを割ったもの、という定義ですので、「mizuwari」もハイボールに分類されますが、これまたS社の戦略で、角辺りの酒をソーダ割りにして、レモンを入れたものをハイボールと呼ぶようになりました。

  一方、バーではソーダ割りで頼んだ場合、色々なニュアンスの違いがあって面白いです。割ってステアした後にウイスキーを上から垂らしたり、ブレンデッドウイスキーハイボール+キーモルト、といったように色々とバーテンダーさんで作り方があるのが印象的ですね。

自分は一杯目に飲むことが多いですが、冬はあまりソーダ割りはしませんね。グレンゴインカスクストレングスをソーダで割って飲むのが好きです。他には、イチローモルトブッシュミルズ辺りもハイボール映えしますね。そこまでハイボールでガブガブ飲むわけじゃないですが、飲むとするとカスクストレングスのモルトウイスキーをソーダで割って飲むのが好きです。

その他、ハーフロック(トゥワイスアップ+ロック)なんかもありますね。トゥワイスアップで上がった温度が、氷で冷えますので口当たりはまろやかになります。

ウイスキーカクテルなどもありますね。たくさんありますが、冬はアイリッシュコーヒーなどの温まるウイスキーが堪りません。

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3.結局…

まあ細かく分ければ色々とありますが、どんな飲み方で飲んでも良いように、本当はこんな飲み方が通なんだ、と言うものもないだろうということを言いたがったがための話題でした。色々と熟慮されて宣伝されているメーカーさんは大変かと思いますし、好き嫌いなく好きな飲み方で飲めるようになっていきたいものですね。ストレートで美味しくなくても、違う飲み方だと抜群に美味しいって経験は時々ありますし、一生懸命作られたウイスキーだからこそ、美味しいと思えるように飲み方を工夫するなど、我々もドリンカーとして努力すべきなのかもしれませんね。