グレンロセス セレクトリザーブ 43% OB
評価:A
香りは若々しい麦のつんとした香り、アーシー、スパイシー、ホワイトオーク、パイナップル、麦の籾殻、べっこう飴。
飲むとドライな口当たりに若い麦のコク、アメリカンホワイトオーク、乳酸。ひっかかりは少なく、余韻はスパイシーで樽のタンニン。
グレンロセスのオフィシャルボトルから、セレクトリザーブです。
グレンロセスは現在エドリントングループが所有していますが、エドリントンはマッカランやハイランドパーク推しということもあってか、ロセスは基本的にブレンド用に回されることが多いようです。95%程度がブレンド用に回され、トップドレッサーという異名を持つ、という話はよく聞くかと思います。
ブレンド先としてはカティーサークが有名かと思いますが、所有しているエドリントンはフェイマスグラウス、デュワーズ、シーバスリーガルの原酒にこのロセスを使っており、2010年にはBBRが販売していたカティーサークのブランド権・販売権をエドリントンに、エドリントンからはグレンロセスのシングルモルトのブランド権・販売権をトレードをしたようです。
WORLD WHISKYによると、セレクトリザーブは2004年から販売されているシリーズのようですね。グレンロセスのシングルモルト販売の60%(つまり全体の3%)を占めるようで、かなりメジャーなボトルと言っていいかと思います。