ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

グレンファークラス 1989-2016 for Bar Main Malt and BAR CAMPBELLTOUN LOCH

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評価:S
 
香りは、レーズン、プラム、プルーン、桃、アップルなどの芳醇な果実香、スパニッシュオーキー、焦がしカラメル。飲むとレーズン、プルーン、スパニッシュオークのシェリー、上質でビターなチョコレート、レモンキャンディ、弱いスパイス、軽いオークの引っかかり。余韻は程よいタンニンや赤いフルーツ。
 
昨年末話題になった、メインモルトさんとキャンベルタウンロッホさんのジョイントボトルであるグレンファークラスです。たまたま12月上旬に両店舗を訪問する機会がありましたが、サンプル通りなら抜群に美味しいというお話を聞いており、気になっていたボトルでした。
 
実際にも評判がよく、バットで入荷されたはずなのに即売り切れというまあ凄い売れ行きだったわけで、自分もなんとか1本会ましたが、複数本買っておけばよかったと軽く後悔しているモルトだったりします。
 
さて、そのモルトを2度ほど飲む機会に恵まれ飲みましたが、やはり素晴らしいシェリーカスクです。すでに有名なので自分から書くことはそんなにないといえばないのですが、強いていえば飲みくちの後に軽い引っ掛かりがあります。樽のタンニンだったりOキーなところなのですが、そんなところや酒質の強さが気になる人は気になるかもしれません。これが経年変化でおそらく丸くなると予想していますので、5年10年すれば更に口当たりがまろやかになり、さらに素晴らしいモルトになるんじゃないかと想像しています。今の時点でも素晴らしいモルトなのは間違いなく、たしかに昨年度のベストモルトの一つに挙げられるのも頷ける、納得の出来でした。