ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

バルブレア 2000-2015 サロン・ド・シマジ Pen×Shinanoya 2nd American oak ex-bourbon 55.2%

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評価:A+
香りは、青リンゴ、ハチミツ、シトラスのバーボン的な香りやバター、スモーク、バニラといった樽感、少し潮感、グラッシー。飲むと香り通りのハチミツ、オレンジ、リンゴ、水飴のフルーティさや甘味を感じ、その後スパイス、モルティの香味が開いてくる。余韻は長めでバーボンのハチミツ感や、バニラ感が残る。
 
Pen×Shinanoyaが2015年に詰めたオフィシャルのバルブレアです。個人のリリースをオフィシャルで詰めてくるあたり、コネクションや資本力の大きさを感じずにはいられないリリースですが、毎回いい仕上がりのボトルが多いと思います。
 
バルブレアといえば、以前ノックデューの記事でちらっと紹介したインバーハウス社の所有蒸留所です。映画、天使の分け前で有名な蒸留所だったりするのは割と有名な話かもしれませんが、インバーハウスは2006年にタイ・ビバレッジが買収していたことなどは前回記事にしませんでした。実際96年頃は閉鎖されそうだったみたいで、現在まで存続してくれているのはありがたいことです。
 
さて、実際に飲んでみると、アメリカンオーク樽やバーボン由来と思われる青りんご、ハチミツ、シトラス、オレンジなどの香味がたっぷりで、正直少々自分にはキツいと思うくらいでしたが、良い樽で仕上がっているなと思わされました。バルブレアにあるスパイス感やちょっと潮、魚介っぽい感じもあり、さながらスモークサーモンのようでした。
 
わかりやすいバーボン系ではありましたが、さすがオフィシャルのバルブレアというところで、しっかりとした樽のニュアンスと原酒の良さが引き立つボトルでした。ちらほら情報が出てきましたが、今後のPBの発表も楽しみですね。