ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ラガヴーリン8年 200周年記念ボトル

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評価:A+
洋梨、オレンジ、ピート、ヨード、しっかりとした麦感。最初は乳酸系のニューポッティさがあるが、空気になじませると消えていく。飲むとオレンジ、パイナップルなどのトロピカル感からヨード、ピート、魚介ダシが現れ、飲みごたえがある。余韻はスモーキーで長い。
 
 今年ももう年の瀬になりますが、今年のモルト界隈の話題の1つはやっぱりラガヴーリンバイセンテナリーではないでしょうか。ラガヴーリン8年、12年(いつものカスクストレングス)、18年、25年を頂きましたが、どれも完成度が高く、感動モノでした。価格は今時の強気の価格ですが、このレベルを世界に流通させるだけのストックを持ち合わせていることに感心します。ブログには掲載してませんけれど、25年はここで評価するならS+くらいの良さを感じました。18年も噂通りのかなりの美味しさでしたし、12年も中々完成度が高かったです。12年は例年通りであれば年明けには国内流通されるかと思いますので、待ち遠しく思います。

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  さて、そのバイセンテナリーのスターターで出されたラガヴーリン8年ですが、こちらは評価の分かれるところだったように思います。自分は麦麦しく、ラガっぽい麦感やダシ感を持ち合わせててかなり良いリリースと感じましたが、乳酸系のニューポッティ感があり、苦手な人は苦手なようです。近年リリースにはニューポッティ感が残るものが多く見られるとは思いますが、これらは割と時間経過で消える印象があり(特にキルケランなどがそうでした)、ラガヴーリン8年も例外になく徐々に気にならなくなってきたように思います。

このボトルは並行輸入ですと1万程度しますが、正規で購入出来た場合6000円とかなりの安値で仕入れることが可能でした。個人的に今年の高コストパフォーマンスモルトのTOPです。複数本手に入ったので、ゆっくりと飲もうと思います。