ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ブルイックラディ15年 90年台流通

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評価:A+
オレンジ、シトラス、ドライアプリコットパッションフルーツなどのフルーツ感に、程よい麦感やカスタードクリーム、バニラの香り。飲むと軽い口当たりにアプリコット、オレンジ、マスカットといった果物感や、キャンディのような甘みが広がり、クローブなどのハーブ感をあとからわずかに感じる。フィニッシュは軽い麦感。
 
世間はクリスマスだろうが気にせず美味いモルトを飲んでいました。折角の休みの日は好きなことするのに限ります。街の喧騒はどちらかと言えばハロウィンの方が酷かったりした印象ですが、まあいつも行く店が適度に混んでいるのは一番嬉しいですね。
 
 さて、ブルイックラディの15年です。90年台の流通のようで、ジム・ビーム社がオーナーをしていたころのものでしょうか?ブルイックラディは94年閉鎖、2001年にジム・マッキュワンが買収、スタートとなっていますから、少なくとも前のオーナーのときの流通になりそうです。ラベルには最西端の蒸留所を表すコンパスが特徴的ですね。現在はキルホーマンにその座を奪われています(近年の新規蒸留所建設で変わっているかもしれません)。
 実際の中身の方は、今の派手なラディとはことなり、オレンジ・シトラスアプリコットなどのフルーツ感と麦感が目立ちます。かなりノンピートで口当たりの軽さ、島モルトっぽいオイリーさや軽いハーブ感があり、結構美味しく戴けます。ブナ好きとしては、70~90年代のラディもノンピートでナチュラルな麦感が結構好きだったりするんですよね。以前も記事にしていると思いますが、このあたりのリリースは本当に好物です。
 
 飲む前にイオンリカーで適当に買い物していたんですが、知り合いの美容師さんとばったり遭遇。昔は飲み仲間だったんですが、結婚し、今年は子供も生まれ、一緒に飲むこともなくなってしまいましたが、今日は仕事が早く終わったからとノンアルコールのスパークリングジュースを持って買うところのようでした。そういう人のためのクリスマスになっていればいいなあと、酒を飲みながら思ったりしていました。あんまりそんなことを考えるのには似合わない飲み方をしたりしますが、そういう優しい気持ちにさせてくれるモルトでした。