ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ブナハーブン 35年 キングスバリー ハンドライティング 90年代後半流通 

60sブナハーブンらしい素晴らしいブナでした。
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評価:S
熟れたアップル、芳醇でフルーティーな果実、僅かにランシオ香も感じられる。くどすぎない優しいシェリー感。飲むとオレンジ、パッションフルーツなどのトロピカル感や、ブナハーブンらしいエグみがあり、まさに高貴なブナハーブン。フィニッシュはややあっさりしている。

 キングスバリーのハンドライティングシリーズの初期にリリースされた、ブナハーブン35年です。逆算すると60年代前半のブナになるかなと思います。

なかなか開くのに時間がかかったとは聞いてますが、飲むとかなりのフルーツ、エステリー感を感じ、ランシオ的な香りも感じられました。飲むとトロピカルなニュアンスがあり、まさに長熟シェリーなのですが、そこにブナハーブンらしい若干の野暮ったい感じを伴っているのが非常に印象的でした。こんな野暮ったい感じのある、ブナハーブンのハウススタイルを伴った 長熟のブナは大好物です。いい思いさせていただきました。