ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ハイランドパーク 1981-2006 サマローリ コールテン 45%

瓶熟のせいかすでに香りも開いていて、ちょうどよい飲みどきと思われました。

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評価:A++
香り 青リンゴ、蜂蜜、麦などの優しい甘み、オリーブ、バター、オイリー。口当たりはとてもなめらかで、飲むとミカン、青リンゴ、シトラス、ライムなどの酸味や清涼感のある果実、はちみつ、スモーキー。フィニッシュは中程でスパイシー、麦っぽさ、フルーツ感、若干の土っぽさが広がる。
 
 モルト好きなら有名なボトラー、イタリアのサマローリのハイランドパークです。サマローリといえば個人でスコットランド国外では最古のボトラーとして有名で、伝説のボトルを数々輩出しているのはモルト界隈では有名な話だと思います。加水であっても上物なモルトが多いなと思わせてくれます。これは、数年前にモルト買い漁り遠征旅行に行ったときに見つけたボトルで、そろそろ開け時かなと思い開けてみました。開けたは良いけれどイベント時に開けたのもあり、すぐには飲んでなかったのですが、この前やっと飲めました。
 口開けからかなり香り味共に開いていて、青りんご、はちみつなどのナチュラルな香味が感じられました。瓶熟によってこなれたのでしょうか?ただ主張が強い訳ではなく、優しく華やかな程度で収まっているのが絶妙でした。詰めたてはもっと麦麦しいものだったのかもしれません。以前の持ち寄り会で持って行ったときに、某氏が家でゆっくりと飲むときに味わいたいモルトと評しておりましたが、最近のこってりした樽を効かせた味わいではなく、あくまでナチュラルにハウススタイルを感じられるモルトって良いよなあと思わされるボトルでした。家にそう簡単にサマローリなんて置いていられるか!っていうツッコミが入りそうですが…