ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

マキロップチョイス グレンギリー 1990-2013

ジメッとした植物感が苦手じゃなければ、かなり良いリリースだと思いました。

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評価:A++
 香りは、オレンジや金柑といったのフルーツ感、オーク、バニラ、ハニーシロップ。
飲むとオレンジ、べっこう飴のようなややべたっとした甘みやバニラ、オーク。後にシダ植物のような草や土感、スパイシーさ。後味は樽感が強くなる。

 現在でもや○やなどでも置いてあったりするボトラーズ、マキロップチョイスのグレンギリーです。グレンギリーは過去にはパフューム(香水様)が見られて苦手な飲み手が多いとも言われる蒸留所ですが、最近はそうでもなく完成度の高いボトルが多いとのことです。確かに、信濃屋銀座店の記念ボトルのギリーもかなり美味しかったです(下記記事に簡単に紹介しています)。

malt.hateblo.jp

 で、このギリーですが、半年くらい前に某所で話題になったようで、後に某所で太鼓判を押され、かなり気になっていました。某所、というかぶっちゃけて言えばモルトヤマの下野さんで、この前の持ち寄り会にお誘い戴いたときに、気になっていたこれを飲めるんじゃないかと下心ありありでワクワクしていたわけです。

 その読みは的中し、いただくことが出来たのですが、たしかにフルーティさや甘みがしっかりしていて、シダ植物のようなジメッとした植物や土のニュアンスもあります。この草や土っぽさがギリー特有の内陸ピートの味のようで、それがだめな人は苦手なモルトになってしまうかもしれません。僕はピート感はイケる人なので、かなりの好印象でした。

 せっかくなのでモルトヤマさんのページも紹介しておきます(頼まれてもいないですし迷惑かもしれませんが気にせずダイレクトマーケティング)。僕なんかよりずっと真面目にテイスティングや考察をされていますので、この記事をみて興味があれば是非見ていただきたいと思います。しっかり自腹でボトル購入し、マイナー蒸留所でも気になったら数ケース入荷してプッシュする酒屋さんの姿勢には本当尊敬します。酒屋さんに限らず、そういう熱意のお陰で今まで知らないボトルに出会えているわけですので、そういう酒屋さんからなるべく買うようにしたいですね。綺麗事をいいつつも、まだこのボトルは買っていません!っていうオチをつけてこの記事は終了したいと思います笑。(最近予定外のモルト出費が多いんです…)

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