ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

アンノック 16年 オフィシャル

ハイランドらしいフルーティさを感じるいいモルトです。

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評価:A+

アンノック16年
 
香りはバニラ、梨、リンゴ、シトラスなどの柑桔感やみずみずしいフルーティーさでエステリー。飲むと口当たりは軽く、シロップ、パイナップル、キャンディー、バニラ。余韻は長く、それなりにアルコール感もあるが甘い。
 
 ハイランドの小さな蒸留所、ノックドゥー蒸留所よりアンノックです。Knockdhu蒸留所としてリリースしていたようですが、ノッカンドゥやカーデュと紛らわしいということで、1993年よりAncnocというブランド名でリリースされているようです。こういう例はよくあり、マクダフ蒸留所がグレンデヴェロンというブランド名でリリースしていたり、ロッホローモンド蒸留所がインチマリンやオールドロスデューやピーテッドをクロフテンギアとしてリリースしていたり、ピーテッドであればポートシャーロットやオルトモア(ブルイックラディ蒸留所)、レダイグトバモリー蒸留所)、ロングロウスプリングバンク蒸留所)などなど…蒸留所名とブランド名が異なることはときどき見られる例です。
 さて、このアンノックですが、個人的には結構好きなボトルで、ハイランドらしいシトラスや柑橘のフルーティさが感じられ、1杯目に飲むのには十分楽しめるボトルだと思います。知名度の低さや、個性がないと言われればそれはそうなのですが、こういうモルトが結構好きだったりします。