ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

ウイスキーボトルを買う前に、知っておきたい試飲のススメ。

たまにはテイスティング以外の記事も書いていこうかと。

 ウイスキーが好きになると、いずれ出てくるのはボトルを買いたいなと言う気持ち。安いバーで飲んでも一杯500-600円から数千円まですることを考えると、カクテルなどと違い注ぐだけのウイスキーは家飲みに適した酒類だと思うんです。一方で、ワインやシャンパン、ビールなどと違うのは、飲みきる必要がないこととたくさん杯数が取れること。ウイスキーは飲み頃こそあれど賞味期限や腐敗の概念がないので、いくら昔のウイスキーでも度数があればちゃんと飲めます(100年前のウイスキーを飲ませていただいたことがありますが、問題なく美味しいウイスキーでした)。逆に言えば、好き勝手買っていくと在庫が捌けずどんどん溜まっていくわけで、欲に身を委ねると、簡単に数十本から数百本とかいっちゃいます。保管場所と金銭面の問題がなければ問題ないですが、現実問題そういうわけにも行かないでしょうし、また満を持して開けたら「ハズした…」なんてこともしばしばあります。そんなことを防ぐためにも、今回はウイスキーの試飲についてご紹介します。

 ここで知っておきたいのは法律の話です。専門でありませんのでググったり聞いたりした知識ですが、酒類を売るのには種類の販売免許(これも色々酒類はあります)が必要です。ネット酒屋さんの小売の場合に問題になるのが、国産酒類の通信販売の問題です。この法律のために、ネットの輸入酒屋の中には国産酒類を販売できない業者もありますので、ここでは主にスコッチの話と認識してください。また、量り売りは追加許可は要りませんが、小分け販売は申請や許可がいるといった話もあり、このあたりも若干ややこしいことを了承ください。

テイスティングボトルを購入する。

Saketry、というサイトがあります。

SAKETRY - サケトライ - いろいろ試そう テイスティングショッピングサイト

スコッチモルト販売という卸業者が開いているオンラインショップですが、なんと自社が卸しているテイスティングボトルを購入することが出来ます。高くても1本1000円程度で、中々良い仕組みです。問題は、試飲できるのがスコモル販売の取扱商品のみなので、ラインナップに偏りがあることと、限定品が多く、すぐに売り切れてしまうことです。逆に言えばニューリリースを安価で楽しめますので、おすすめの試飲方法です。

小分け販売を利用する

先述の通り、小分け販売は色々と面倒くさそうなんですが、ネットで小分け販売してくれているサイトも存在します。

store.shopping.yahoo.co.jp

 酒類免許の詳細などがわからないので結構謎ですが、お試し程度で飲む分にはこんなところもありますし、地方民にはありがたい存在です。実際に新潟に店舗があり、一回だけですが行ったことがあります。

試飲できる酒屋に行く

 

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 これが一番確実です。東京、とくに八重洲地下街のリカーズハセガワさん本店は有料試飲で有名ですが、かなり安価に試飲させてくれますし、酒屋によっては試飲させてくれるところも多く、本当は一番確実なことだとは思います。ただ地理的な制約って結構馬鹿にならないので、自分のような地方民には中々苦しい話なんですよねえ…。地域格差は当然ありますが、流石に地元の酒屋にウイスキー置いてくれとは言えないですし、中々難しいところです。

物々交換、シェア

 まあそういうことを考えると、個人間同士の物々交換やサンプルもらうのが一番手っ取り早くて良かったりするなあって思うんですよねえ。いいコネクションがあればの話なんで、自分のようなコネクションを作ってこなかった人間はアレなんですが。誰か交換しましょうよ、というゲスな感じでこの記事は締めさせていただきます。笑

そんなこんなで、その気になれば色々とやりようはあると思います。自分の見識を広めるためにも、遠慮なくガツガツ種類を飲んでいくことは重要なことと考えます。参考になりましたら幸いです。