ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

クライヌリッシュ 1989-2011 スリーリバース

やっぱりこのヌリッシュはトロピカルで美味しいです。
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評価:A++

 香りは、マンゴー、青リンゴ、梨、キャンディー、後からワクシーさ、クリームさやオイリーさを感じる。
飲むとリンゴジャム、マスカットキャンディーのような甘みの強いトロピカル感、クリーム、ワクシー。やがて甘味、ワクシーさが強くなる。粘性は強く、とろっとしているが、ざらつきが少し残る。

 スリーリバースのフラッグシリーズのクライヌリッシュです。クライヌリッシュっぽい、ワクシーさやオイリーさ感じますが、ヌリッシュという前情報に引っ張られて強く感じてしまったかもしれません。基本的には甘みの強いトロピカル感を感じ、華やかなヌリッシュでした。

 クライヌリッシュのワクシーなどの独特の香味は、ポットスチルのネックやコンデンサーあたりを洗浄していないために起こるんじゃないかという噂があります。文献もないですし、見学ではそもそもポットスチルは撮影禁止のようで、どんな形状なのか画像で確かめる術もないですが。独特のらしさは近年リリースだと95などにやや多いでしょうか。97がよく出てますが、97の方が柔らかい印象です。

 最近、ディアジオ社のオフィシャルスタンダードが美味しくなったとの噂もあり、特にクライヌリッシュ14年がいい出来だという話を聞いています。飲む機会があれば、またテイスティングしたいと思います。