ウイスキーラヴァーの日常

シングルモルト、ウイスキー好きのサラリーマンが、ウイスキーを通じて感じたこと、思ったこと、考えたことなどを綴るブログです。

書籍レビュー:WHISKY AND SIXPENCE

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 ウイスキーに関連する本は色々有りますが、今回このWHISKY AND SIXPENCEを読みましたので、簡単に稚拙ながらレビューをしようと思います。

 この本は、日本のマイクロディスティラリーに関する本で、所長などとの会話を交えながら、エッセイ的に進んでいく、ウイスキー関連の書籍としてはちょっと志向の変わった書籍です。とはいえ蒸留所に関しての一通りの施設が纏まって記載されており、結構な勉強になりました。まるで蒸留所見学に行っているような臨場感があります。

 また、おっと目が行ったのは、今ではプレミアになっている各ボトルの紹介欄が。中にはテイスティングコメントも記載されており、これは結構見応えが有ります。ネーミングの割にどんな味がするのか知らないウイスキーが特にイチローモルトには多いので、纏まって記載されているのを見るだけでも、面白いなと思うことがあると思います。

 私はこれらの蒸留所では、信州マルス蒸留所には行ったことがありますが、秩父蒸留所、ホワイトオーク蒸留所には一般公開を指定内とのこともあり行けておりません(実は、秩父蒸留所に関しては近日中に訪問できる予定です)。そのマルスも突発で行ったので、再留しているところを見学できた程度、とちょっと心残りな訪問では有りました(十分満足はしたのですが)。

 本では周りの風景描写が十分にされていますが、やっぱり蒸留所に行って思うのは、周りの自然の豊かさだと思うんですよね。そういうことを今一度考えさせられる、読み応えのある本でした。

 この本の著者は名古屋のモルトバーWaiter Waiterさんのマスターの天野さんという方で、先日初めて訪れることが出来たのですが、色々といいモルトを戴いたり、勉強になる話をたくさんしてくださいました。また名古屋に行った時は訪れたいバーです。あわせてありがとうございました。

 

WHISKY AND SIXPENCE THREE JAPANESE DISTILLERY STORY

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